◆岡太神社
 今から千五百年ほど前、継体天皇が越前におられ男大迹皇子と呼ばれていたころ、この村里の岡太川の上流に美しい姫が現れて「この地は清らかな水に恵まれているからこの水で紙漉きをして生計を立てよ」と、ねんごろに紙漉きの技を里人に教えたといいます。この教えを受けた人々は、この姫を「川上御前」とあがめ奉り岡太神社を建ててお祀りしました。社殿は天保14年(1843)に建立されたもので、国の重要文化財の指定を受けた建築です。今もなお紙の業にたずさわる里人の心のよりどころとして、厚く信仰されています。
ー女神に託された越前和紙ー
<戻る>