ソースカツどん

 テレビ、雑誌などで有名な福井でしか味わえないソースかつ丼。
 福井ではかつ丼といえばソースかつ丼を指し、卵の乗ったかつ丼は「卵」かつ丼と言って区別しています。
 秘伝のソースと、サクッと揚がった微妙な厚さのかつとが、口の中でおいしさのハーモニーを奏でます。

このカツ丼の元祖はヨーロッパ軒
県下に19店舗あり、越前地域では、『ヨーロッパ軒 神明分店』(〒916-0022福井県鯖江市水落町1-12-39)
で食べられます。

ヨーロッパ軒

 ドイツでの料理修行を終えた福井県出身の高畠さんが、大正2(1913)年に東京で開かれた料理発表会で創案のソースカツ丼を披露し、早稲田鶴巻町の自店で売り出したのが始まりだそうです。
創生期の年表
・大正2年
 東京都早稲田鶴巻町(新宿区)にヨーロッパ軒誕生。
 屋号はヨーロッパで修行したことに由来します。
 当時としてはハイカラな屋号。
・大正6年
 神奈川県横須賀市追浜に出店。
横須賀港百年祭に臨む。
・大正12年
 関東大震災により灰燼と化し郷里福井に帰る。
・大正13年
 総本店所在地 福井市片町通りに福井ヨーロッパ軒誕生。

昭和14年敦賀分店をノレン分け第1号店として開店以来、優秀な料理人にノレン分けし、現在では福井市11店・敦賀市5店・春江・丸岡・鯖江市神明の計19店舗でグループを構成しています。