越前市 白山 坂口地区が日本の里100選(朝日新聞社 森林文化協会)に選ばれました。

 朝日新聞社と森林文化協会は人々の暮らしによって育まれたすこやかで美しい里を選ぶ「にほんの里100選」を2009年1月6日発表しました。
 08年1月から公募し、4474件の応募があり、候補地は2千以上。
 その候補地の中から「景観」「生物多様性」「人の営み」を基準に現地調査し、山田洋次監督を委員長とする選定委員会の論議を経て100カ所を選んだそうです。

 白山坂口地区は、中津原町、下中津原町、湯谷町、中山町、勾当原町、下別所町の総称。昔ながらの里地里山の風景が広がります。
 朝倉の時代から江戸時代まで、船による畿内への街道として南越前町河野から越前府中を結ぶ馬借街道が通った地区です。
 6月になるとこの坂口地区を流れる川の周辺では、たくさんの蛍が乱舞するそうです。この地域ではゲンジボタルだけでなく、ヘイケボタルも見る事ができるため、蛍を観察できる期間は若干長め。ホタルの幼虫が食べるカワニナもホタル類も移入されたものではなく、昔ながらのホタルの遺伝子が残されている基調な地域です。
 環境省の里地里山保全再生モデル事業に指定されています。
 風の館 さかのくちのホームページ http://www.ttn.ne.jp/~ecovilg/center/index.htm