養老の滝   福井では居酒屋でおなじみ養老の滝
岐阜県養老町にあり、名神高速養老SAはこの養老町にあります。
滝の水が酒に変わったという「孝子源丞内」の昔話があり、古来より親しまれてきた名瀑で、日本の滝百選に選定されています。高さ30m、幅が約4m。
周辺はパークゴルフ、パターゴルフ、キャンプ場など公園として整備されています。 
 上 源丞内の墓
□孝子物語
むかしむかし、この美濃の国に貧しいけれど年老いた父をいたわり、それはそれは大切にしている樵がいました。ある日、薪を採りに山に入りますと、苔むした岩間から、酒の香りがただよってくるのです。ふしぎに思ってなめてみますと、酒の味がします。喜んでその水をひょうたんにつめて持ち帰り、老父に飲ませますと、この上もない良い酒だといってたいそうな喜びようです。この父と子の笑いさざめく寿の声は、やがて奈良の都にまで聞こえていきました。時の帝、元正天皇は「これは孝行の徳を天地の神々がおほめになったのであろう。」と、天皇御自身この多芸の野におこしになり、その酒になったという美泉に浴され、「美泉は醴泉であり、若変りの水です。私自身若々しくなりました。」とおおせになり、このめでたい年を記念して、80歳以上の老人に授階や恩賜があり、孝子節婦を表彰され、年号を「養老」と改められたのです。(続日本記・古今著聞集より)
 
東海道宿場町 桑名 
 熱田ー桑名間は江戸時代 東海道の唯一の海路。
 熱田・宮の渡しから海上七里を船に乗り、桑名の渡しに着いたことから「七里の渡」と呼ばれています。
 桑名は東海道の42番目の宿場町として大賑わいを見せていました。
 ここにある大鳥居は、これより伊勢路に入ることから「伊勢国一の鳥居」と称され、伊勢神宮の遷宮ごとに建て替えられています。
 
熱田方面を望む   七里の渡しと大鳥居    
  七里の渡しからの東海道の今 
 
   大鳥居