◆和紙繊維でできたタオルについてのQ&A |
Q どうしてお肌がつるつるになるの??? |
A 和紙は、本来皮膚の老廃物を吸着する性質を持っています。
和紙強撚糸で作ったタオルに水を含ませると、表面がふくれてソフトになり肌をこすると肌に密着、古い角質を傷つけることなく落とし、しっとりとした、つるつる感を味わえます。 |
Q 和紙は水に溶けないの??? |
A 和紙は一定のよりを加えると強くなり、水に溶けません。和紙は8世紀半ばに僧衣として着用されていました。江戸自体には広く防寒着や雨具として利用され、水に溶けないことが証明されています。
和紙を細かく切ってよりをかけ、熱や油を加えて強化することで、伸縮性が少なく、水に弱い紙の欠点を克服しました。また仕上げの段階で手作業を取り入れ、より強度と伸縮性を持たせています。 |
Q 綿とどこが違うの??? |
A 吸水性にとんだ和紙が原料のため、綿に比べて1.2倍の保湿性があり、乾燥肌やアトピー肌にも安心です。長い植物繊維が絡み合ってできているので通気性が高く、軽くてあったか。抗菌・消臭・紫外線防止効果もあり、これらの特性を生かして、シャツや下着などさまざまな商品を展開しています。 |
Q お洗濯、ややこしくない??? |
A ネットに入れて洗濯機へ、簡単でしょ?
昨日までの綿製品と同じように洗っていただけます。 |
◆和紙繊維の作用とデータ |
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■調湿効果
・環境に応じて水分を吸放出作用があります。
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汗の水分を吸放出し、水虫防止にもぴったり。
「今かいた汗はどこへいったの!?」という感じでさわやかです。
・和紙は負に帯電しやすいので身体についたほこりや老廃物(低分子化合物)を吸着しやすい性質があります。皮膚の汚れを除去し、いつも清潔でキレイな肌を保ちます。
■保湿効果
・紙は煮た後、ねじりながら糸に仕上げるため、中心が空洞のストローのような状態です。繊維自体も中身は樹脂分が抜けた空洞になっているので、空洞の二重らせん構造。
空気はもっとも優れた断熱材なので、和紙の衣服は、冬はその上にジャンパーを着れば大変暖房効果が高くななります。また、夏は通気性が高いため、涼しく、一年を通して大変快適な素材です。
・和紙強撚糸は1.5〜2mmにスリットした和紙によりを入れるため、中心が空洞になり水分を保持する状態になります。 |
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■呼吸効果
・植物繊維(セルロース)99.9%のみが複雑に絡み合ってできている自然素材です。高い通気性がありますので、常に空気を吸ったりはいたりし、血圧の降下作用があるといわれています。
またアンモニア等(皮膚の老廃物=低分子化合物)吸収・脱臭もあります。
・セルローズ分子には、無限大とも言える多数の水酸基(ヒドロキシル基)「OH基」があり、水素結合による水分子の吸脱着の機能を持っていますので、臭いのもとを吸着します。 |
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■紫外線カット
・有害な紫外線(和紙は紫外線の吸収率が高い)から肌を守り、皮膚の老化を防ぐ働きがあります。
左の検査結果のように、綿に比べ透過量が約半分で、50%程度効果が高いことが分かります。
■エステ作用
・和紙は皮膚の老廃物を吸着し肌をきれいにします。また和紙強撚糸の細かい角によってかかとのカサカサ解消を助長します。
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内側が和紙100%の靴下ですと、和紙強撚糸の保湿効果と角質摩擦でカサカサ・ヒビワレを改善します。
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和紙強撚糸拡大イメージ |
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