
朝倉氏屋敷跡と唐門 |
一乗谷朝倉氏遺跡は、今から約500余年前の文明3年(1471)、戦国大名・朝倉氏が5代103年間にわたって越前の国を支配した城下町跡です。
最盛期には、人口1万人を超えたといわれ、雄大な城下町と雅やかな文化の華を咲かせました。
しかし、朝倉氏は天正元年(1573)に織田信長に敗北し、火を放たれ、その長い歴史の幕を閉じました。
昭和42年、初めて本格的な発掘調査が行われて以来、当主の館や武家屋敷・寺院・町屋・職人屋敷や道路に至るまで町並がほぼ完全な姿で発掘され、昭和46年には、国の「特別史跡」に指定、平成3年には朝倉氏遺跡内の4つの庭園が、国の「特別名勝」にも指定されました。さらに、平成19年には、出土品が国の「重要文化財」に指定されました。
全国でも例の少ない3重指定されている遺跡です。
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