花日記
!-- 最新記事タイトル -->白山の花達2016.07.08
花の白山と呼ばれるようにこの山はどの登山道を歩いても、幾度歩いても新たな感動に出合えます。
ヨツバヒヨドリ
[分類] キク科
[花期] 7～9月
[草丈] 0.5～1.5m
小花が茎頂に密集し淡い紅紫色をおびる。葉が3～4枚輪生する事とヒヨドリが泣く頃に咲くからと言われる。
低山帯～亜高山帯の草地に生える。
ゴゼンタチバナ
[分類] ミズキ科
[花期] 6～7月
[草丈] 5～15cm
花径約2cm、4枚の白い総苞片の中心に集まる小花が本当の花。
葉は六枚のものに花が付き、4枚のものには付かない。名前のゴゼンは白山御前峰、タチバナはヤブコウジ科のカラタチバナから。
亜高山帯～高山帯の林内や林の辺に生える。
カニコウモリ
[分類] キク科
[花期] 8～9月
[草丈] 40～80cm
白くて細い筒状花は約1cmで頭花は茎の片側に連なって咲く。
葉の形状が縁に鋭い鋸葉がありカニの型をしている。
山地帯、亜高山帯の林内に生える。
キヌガサソウ
[分類] ユリ科
[花期] 6～7月
[草丈] 30～70cm
花径約6cm花びらに見える顎片は最初、白く徐々に紅紫色に変わる。
日本海側の亜高山帯～高山帯の湿った草地に生え、しばしば群生が見られる。
ハクサンコザクラ
[分類] サクラソウ科
[花期] 7～8月
[草丈] 5～15cm
1本の花茎に花径約2cmの花を3,4個つける。花冠は5裂し裂片はさらに2裂する。
亜高山帯～高山帯雪渓周辺や湿った草地に群生が見られる。
ミソガワソウ
[分類] シソ科
[花期] 7～8月
[草丈] 30～100cm
長さ約2.5cmの唇形の花が葉脇から数個づつ付く。葉は対生し、香りが有る。茎の断面は四角形。
亜高山帯～高山帯の湿った草地や谷沿いに生える。
テガタチドリ
[分類] ラン科
[花期] 7～8月
[草丈] 20～40cm
幅約8mmの唇形の花が穂状に密集して付く。花序の長さは5～10cm。手形の名前は根が肥大化して手の形に成るため。
亜高山帯～高山帯の草地に生える。
コバイケイソウ
[分類] ユリ科
[花期] 6～8月
[草丈] 50～100cm
花径約1.5cmで雄しべは花被片より長く丸みを帯びた花序を出し、中心の穂は両性花、側枝の穂は雄花からなる。
亜高山帯～高山帯の開けた草地に群生し、花の多寡に裏年と表年に顕著な差がみられる。
オンタデ
[分類] タデ科
[花期] 7～8月
[草丈] 30～100cm
花径約4mmの小花が円錐状の花序をなす。雌雄異株で雌株は花が終わると花序が赤みを帯び長さ約1cmの翼のある実がなる。
高山帯の岩礫地にかたまって生える。
ミヤマタンポポ
[分類] キク科
[花期] 7～8月
[草丈] 10～30cm
頭花の径3～4cm。見た目は平地のタンポポと変わらないが黄色が濃く総苞外片は顕著に反り返ることはない。
本州中部の日本海側のハイマツ帯以上の高山帯の開けた礫地や草地に生える。
コイワカガミ
[分類] イワウメ科
[花期] 7～8月
[草丈] 10～15cm
花茎の先端に1～5個の花がつく。花は長さ約1.5cmの釣鐘型で先端が細かく裂ける。葉は皮質で強い光沢がある円形で基部は心形で縁に細かい鋸歯がある。
高山帯の砂礫地や草地に生える。
アオノツガザクラ
[分類] ツツジ科
[花期] 7～8月
[木丈] 7～15cm
常緑小低木で花は長さ約7mmの壺形で下向きにつく。葉は長さ約1cm、幅は1.5mmで濃い緑色。約
高山帯の礫地や雪渓の周辺に生えカーペット状の群落をつくることが多い。
クロユリ
[分類] ユリ科
[花期] 6～8月
[草丈] 10～25cm
花は長さ約3cmで花冠の内側に黄色の斑点がある。両性花と雄花がある。花には悪臭がある。
高山帯の草地に生える。
白山を代表する高山植物で群落が見られる。
イワイチョウ
[分類] ミツガシワ科
[花期] 7～8月
[草丈] 10～30cm
花径約1.5cmの白い花が茎の上部に数個付く。花冠は5裂する漏斗型で縁が波打つ。葉は円形で厚く光沢がある。
亜高山帯～高山帯の湿った草地や池糖の周辺に群落を作る。
ミツバノバイカオウレン
[分類] キンポウゲ科
[花期] 6～8月
[草丈] 5～10cm
花径約1cm。花弁のように見える顎片は丸みを帯び梅の花に似ている。茎は濃い茶緑色でミツバオウレンとは区別できる。別名「コシジオウレン」は日本海側の意味です。
亜高山帯～高山帯の湿った草地に生える。
ニッコウキスゲ
[分類] ユリ科
[花期] 7～8月
[草丈] 60～80cm
花径7cmで一本の花茎に3～4花を順に開く。普通、一日花で朝開き夕方に萎むとされるが二日間咲くことも多い。
山地帯～高山帯の湿った草地に群生して大群落を作る。。
ヤマハハコ
[分類] キク科
[花期] 7～9月
[草丈] 30～70cm
頭花は茎頂にかたまって付き、花径約1cm。白い総苞片は固く光沢がある。茎や葉の裏に白い綿毛がある。
山地帯～高山帯の日当たりの良い礫地や道沿いに生える。
オオバミゾホオズキ
[分類]ゴマノハグサ科
[花期]7～8月
[草丈] 10～30cm
花は唇形で長さ約3cm。スミレに似ているが花びらが離れない合弁花。葉は無柄で対生して縁に鋭い鋸葉がある。
山地帯～亜高山帯の谷沿い等湿った所に生える。
