2015年ぶらり小旅
越美北線に乗る第36回九頭竜紅葉まつり
2015.10.24 初めての越美北線乗車

午前中、相変わらず「あまのじゃく」で愉快な仲間達との会話を楽しんだが、午後の予定はと言うと何にも無い。
お昼に家で市の広報を何気なく見ていると、旧和泉村で紅葉まつりが開催されているとの記事が目に入った。
何年か前に友人と行った事があるが慌しかった思い出だったので、今日は一人で行こうと思い立った。
マイカーで30分も走れば行けるが、折角の「お一人様旅」なのと地元ながら未だ未経験の越美北線の電車(正確にはディーゼル車だが地元では大概が電車と呼んでいる)で行ってみる事にした。

JR越美北線・越前大野駅。駅前広場には雪国と豊かな名水をイメージさせる数々のモニュメントが有る。


冬を間近に控え、ラッセル車・保線車等冬支度の駅構内。

福井発九頭竜湖行き「大野市キャラクター」ラッピング列車が2両編成で入線して来た。

ウグピー(大野市の鳥・ウグイスから)、ウメピー(梅にウグイスから)、カメジロウ(大野城の在る山の名前亀山から)だと思っているが???

先頭部に越前大野城、ウメピー、カメジロウ

ウグピー

13:44 越前大野駅発車・

市街地を抜けると長閑な田園風景。

15分程で勝原手前九頭竜川に架かる真っ赤な鉄橋に差しかかる。


鉄橋通過時は渓谷美を楽しめるようにスピードダウンのサービス。

14:03 勝原駅発車。

14:10 約7分の長い「荒島トンネル(全長5,251m)」を抜けると直ぐに越前下山駅。

14:11 越前下山駅発車。

再び九頭竜川を渡って今度は「下山トンネル(全長1,920m)」

下山トンネルを抜けて更にもう一つ小さなトンネルを抜けると漸く真正面に九頭竜スキー場のゲレンデが見えてくる。
勝原駅を出てから約13分の8割以上がトンネル区間で道中の九頭竜川の渓谷を彩る紅葉の景色が観れないのは残念だが、今日は先頭車両の運転席横に陣取ったので運転士気分を味わえた。前方に小さく出口の明かりが見え、瞬く間に目映い光の中に秋の光景が浮かび上がる様は車では味わえない子供の頃のワクワク感に溢れる感動が有る。

14:16 九頭竜湖駅到着。

九頭竜湖駅駅舎

14:20発の紅葉まつり会場へのシャトルバスに乗車。


14:30 会場到着。初日といえ午後も2時半を過ぎると客足は幾分少なめに成って来るのか物産販売テント市前も人波は疎らだった。

15:20 それでもアレコレ見たり、少量の買い物をしたりで小一時間を費やしシャトルバスに乗る。

15:30 九頭竜湖駅到着。駅に隣接する「道の駅・九頭竜」へは車で年に数回は訪れるがトイレを借り、名物の地元のオバちゃん手作りの舞茸弁当とか栃餅とか飲み物を買うだけでゆっくりとした事が無い。
次の電車は16:34発なので1時間ばかり時間が有るので駅周辺を散策してみた。

先ずは、子供に大人気の動くティラノザウルスの親子の横からのショット。

次は、大きく口を開け叫び声を上げるド迫力(幼児目線)の正面ショット。

駅の裏側にはふるさと公園?


源平合戦の悲恋物語

穴馬民俗館 今は閉館に成っていた。

恐竜街道・道の駅九頭竜の看板塔

和泉地区観光マップ。

駅構内の表示板

16:34 帰りは1両編成の一乗谷遺跡のラッピング電車(気動車)で。

17:03 越前大野駅着。
半日足らずの電車での小旅でしたが、いつもとは違う目線で地元を見れて良かったです。車に頼りがちな日常ですが時には公共交通機関でのトラベル、自分の足でのウォーキング、自転車でのサイクリング・・・違った目線で触れるのも新鮮ですね。
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⇒Homeあまりにも可愛いかったので!!
2015.10.15 鯖江西山公園の可愛過ぎるアイドル。

昨日、テレビニュースで見た鯖江西山公園のレッサーパンダの赤ちゃんの映像がぬいぐるみの様に可愛かった。
今日(ワザワザじゃ無いですよ!!) 偶々、お昼時間に鯖江市を所要で通ったので立ち寄ってみた。
13:30からお目見えとの事なのだが、折角なので20分ほど猿を見て待った。
猫ほどの大きさの双子かと見紛う程、そっくりの顔立ちの2匹が愛くるしい姿を披露してくれた。
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⇒Home地元の歴史に触れてみようかな?・・・
2015.10.05 白山平泉寺旧境内と遺跡発掘現場。

2012年、2013年と勝山市が主催した「平泉寺世界遺産講演会」を受講して以来、梅雨の終わり時期に青苔の境内を見に行くだけだったが、今日は久し振りに史跡発掘復元現場と歴史探幽館「まほろば」を見に行く事にした。

運転席フロントガラス越しからの平泉寺旧参道の森。走行中ではありませんよ!!降りるのが面倒くさかったので・・。

歴史を感じさせられる苔むした石畳の旧参道。

精進坂手前、左手にある泰澄大師廟入口の案内

泰澄大師廟

弁慶岩。弁慶の足型と言われる模様があるがどう見ても、向きが逆でお墓に尻を向けているようで、参拝しての帰りに付いたとしか考えられない。(ひねくれ者の邪推)

精進坂(参拝道の石段)

一の鳥居

参道の参道の左手に社務所と旧玄成院庭園の門が在る。
旧玄成院(賢聖院)の庭園は室町末期の作庭と言われ鮮やかな苔に覆われた枯山水の様式で国指定名勝である。

二の鳥居

参道の両脇は美しい青苔がびっしりと覆っている。

杉木立と青苔の奥に拝殿。

天正2年(1574)越前一向一揆勢との兵火によって焼失するまでは、間口45軒(約81m)の壮大な拝殿だった。現在の拝殿は安政6年(1859)に越前松平家によって造営された物で当時の7分の1の姿にとどまっている。

杉木立の手前、拝殿の右横に伸びる旧拝殿の基礎石。

拝殿の横を廻り込んで進むと急な石段の上に本殿が見える。


本殿全景と説明板。(写真クリックで拡大)

別山社

越南知社

三宮への参拝道と鳥居

三之宮

白山禅定道登拝口。
ここから釼宮〜報恩寺を経て越前禅定道〜白山室堂へと続く。

平泉寺遺構発掘現場への分岐

南谷坊院跡を下部から見る。

南谷坊院跡遺構発掘説明(写真クリックで拡大)

縦横に巡らされた石畳の道と石垣

発掘された坊院跡入口

坊院跡説明文

復元された土塀

復元された門構え

白山平泉寺歴史探遊館まほろば全景


平泉寺や白山にまつわる1300年の歴史を大型モニター映像やタッチパネル、発掘出土品展示等を入場料無料で紹介しています。一見の価値有り。
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⇒Home入梅!! そろそろ平泉寺の苔の見頃時期?
2015.06.19 苔の神社・・勝山平泉寺。
北陸地方に今日、例年より1週間遅れで梅雨入りが発表された。
境内の苔が一番綺麗に映えるのが、梅雨時の雨に濡れた鮮やかな緑の絨毯と化すこの時期である。
まだ少し早いかも知れないが久し振りに行って来た。

国道157号線の勝山城博物館天守近くの猪野交差点を東方向に曲がって程なく道が二手に分かれる。

立派な杉並木(菩提林)を貫く参道が国史跡平泉寺白山神社の五百年前の石畳の舗装道路である。

この旧参道は「日本の道百選」に選ばれている。

車は途中まで上り一方通行に成っている。

牛岩、馬岩(クリックで説明文)。

精進坂前より

古式豊かな古寺

精進坂より「一の鳥居」

松尾芭蕉句碑

平泉寺白山神社の由来、案内板


社務所と旧玄成院庭園・・・旧玄成院(賢聖院)の庭園は室町末期の作庭と言われ鮮やかな苔に覆われた枯山水の様式で国指定名勝である。

御手洗池

地名発祥御手洗池の説明板

泰澄大師御手植え 御神木

参道より「二の鳥居」

拝殿・・・当時は45間以上(約83m)あったが、一向一揆勢との兵火により焼失したため現在は7分の1の姿にとどまっている。当時の基礎石は今も残っている。

拝殿の説明板

本社・・・養老元年(717年)泰澄大師が白山禅定道の越前口として建立したとされ、戦国時代には48社36堂6千坊(南谷3600坊、北谷2400坊)と繁栄を誇ったが天正2年(1574年)一向一揆の兵火により焼失しその繁栄の幕を閉じた。江戸時代に造営され現在に至っている。

本社の説明板

拝殿跡や境内に生える青苔



杉の巨木が連なる参道

泰澄大師廟と弁慶岩(弁慶の足型模様がある)

平泉寺白山神社境内案内図(クリックで拡大)

白山平泉寺歴史探遊館「まほろば」入館無料はお得です。
今日は雨に濡れる青苔を見たくて行ったが、緑の絨毯を敷き詰めた様に成るにはまだ少し早かったようだ。
史跡発掘調査も熱心にされていて、興味深い出土品や坊院跡や石畳道等の遺跡が復元され時間に余裕が有る時にジックリと見学したいと感じた。
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⇒Home春爛漫!! ハナモモの花満開
2015.04.26 五箇お花見会に行く。

福井市から長野県松本市のへ国道158号線大野市勝原地区の打波方面分岐点カーブ脇の大野藩の番所跡の小さな空き地に駐車した。

この後ろの小高い山が城跡です。戦国時代福井県を朝倉氏が統一する以前、斯波氏の守護代であった甲斐氏の家臣、山路将監の居城だったとも二宮左近将監の居城であったとも言われていますが、定かではありません。
又、勝原城と呼ぶ事もあり今は城跡らしき掘割や石積みが僅かに残っている様ですが余程の城郭マニアが訪れる程度で荒れ放題です。

この下り道が打波地区への道で家屋の見える辺りが勝原の集落です。ここを流れる打波川はイワナ、アマゴの多い川で若いルアーマンやフライフィシャーマンに大人気の渓流で早春から多くの釣り人が訪れます。
イベントの開始は10時でしたがこの時間には大野方面への登り車線のみ駐車されていました。
帰りの正午頃には道の両脇に車が溢れていました。

左に折れて小さな弧線橋を渡るとハナモモ並木の前方に越美北線の線路と勝原駅が見えて来ました。

抜ける様な晴天の下、遠くの山には所々に残雪が見られ、満開のハナモモと共に奥越の春が感じられます。

メイン会場への道の両脇に植えられたハナモモは、未だ若く小さいです。

いろんなイベントが催されるメイン会場入り口の立て看板

老若男女家族連れやアベックが多く、一人歩きは私くらいです。

満開のハナモモの並木です。

白色の八重咲き

濃ピンクの八重咲き

イベントの一つ大正琴の演奏会です。汗ばむ位の日差しの中、乱れる事無い美しい音色の合奏に聞き惚れました。

九頭竜湖駅発福井駅行きの大野市観光ラッピング電車(正確にはディーゼル車ですが)の発車に出会いました。

弧線橋の上はハナモモ花見の人や鉄道ファン撮り鉄の人でいっぱいでした。

もう一本しもの弧線橋は村人だけが利用。勝原トンネルの上が勝原城の山です。
午前中2時間足らずでしたが、桜の花とは違った風情が有り気持ちの良い花見でした。
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⇒Home春爛漫!福井街中サクラウォーキング
2015.04.09 足羽川桜トンネル
今日は福井済生会病院で朝の9時半より午後2時半まで、がん検診(pet-ct)を受診し心身共に疲れた。
普段なら小心者なので結果が不安でビクビクしながら帰宅を急ぐのだが、降りそそぐ春の陽光に誘われサクラの小径を散策したくなり、近くに住まいする山友のO森氏に電話しお付き合い願うことにした。
幸いにも在宅されていて5分もしない内に幸橋まで来てくれた。3ヶ月余り雪や寒さで山登りもウォーキングも冬眠中だった老人が二人結構な大声で桜トンネルを闊歩し話が弾んだ。

桜橋左岸堤防遊歩道のサクラのトンネル

桜橋の欄干からの眺めは圧巻
幸橋〜桜橋〜九十九橋〜花月橋〜明里橋と足羽川左岸堤防を話も尽きる事無く歩いたが少し物足りなく、足羽山中腹の足羽神社の枝垂桜を見ようと言う事になった。

愛宕坂登り口

福井藩幕末の文学者橘曙覧記念文学館

愛宕坂茶道美術館前から老舗料亭「離世」
緩やかな階段をユックリと登るのはウォーキングと呼ぶには程遠く、老人会の物見遊山である。

継体天皇ゆかりの歴史と格式ある足羽神社だが今日はお参りもしない罰当たりな花見見学で申し訳有りませんでした。
<弐礼、弐拍手、壱礼>

樹齢:約370年 樹高:約12m 枝張り:東西21m 南北22mとの事でそれはそれは見事な佇まいでした。
帰り道も再び足羽川の堤防を桜橋〜幸橋〜泉橋と遡って駅東の駐車場までユックリと歩き、今日は桜の花見目的なので何キロ歩いたとか何時間歩いただとか野暮な事は言わずに楽しみました。