福井県は越前と若狭の二つの地方で出来ています。
越山若水と言われた風光明媚な土地で昔から越前地方は越山と呼ばれ「山の幸」を、若狭地方は若水と呼ばれ「海の幸」をそれぞれ都の台所を賄って来ました。
若狭地方は古代より御贄(神に供え天皇に捧げる食べ物)を供給してきた<御食国>と言われ、また、越前地方は奈良時代の古くから東大寺や醍醐寺の荘園が栄え米等の穀物の供給地域だったと考えられています。
海の幸と呼ばれる海産物は福井県沖合いで南からの暖かい対馬暖流と北の冷たい海水とが混じり合い豊かな漁場を作り多種の魚介類が獲れます。
単に都に近いことだけが理由ではなく豊かで美味な食材が古くから知られていたからでしよう。
ここではそんな素晴しい食材をご紹介します。