2019年山歩き日記

ブナの森を歩こう！山日記

越前市街地からの遠景

9月の大野親岳会の一般募集登山行事です。
奥越に住む者には馴染みの無い山ですが「塩の道」、「幻の北陸道」とも呼ばれる歴史的な古道が尾根を通る雰囲気溢れる登山道が楽しめます。
福井県の山では珍しく数少ないカタカナ表記の山です。
私は今春、越前市瓜生野町から塩の道探訪で歩いています。

09:20 南越前町奥野々第二登山口からのスタートです。
このコースは私にとっては初めてですが、今春、このコースを下見に歩いた会のメンバーが数名います。

09:40 瓜生野からの登山道との合流点到着です。
此処までは支尾根の登山道ですが瓜生野町から続く主尾根の道は少し抉られた約１米巾の塩の袋を背に乗せた牛馬が往き復ったと思われる広幅の登山道です。
09:50 古道の趣を堪能しながらユックリと休憩の後、出発します。

背丈を超す切り通しの道、所々にすれ違いの為の迂回路や牛馬、旅人の休憩場所と思われる広場を通り過ぎます。
好き勝手な解釈や想像をしながらの登山は楽しいものです。

10:20 緩やかに下って登り返した小さなピークの広場に到着です。
戦国武将、佐々布光林坊墓跡です。
ここは足谷山への分岐にもなっています。

10:30 再び、緩く下れば階段道の先、東屋風の休憩場所に到着です。
幻の塩の道、菅谷集落へ下りる登山道は通行不可の道標が立てられています。

10:40 正面の木製階段の登山道を上ります。
左手の林道が奥野々からの北谷林道で右手に伸びているのが越前市春日野町からの林道「越前南部線」で「高頭山(たかつむりやま746m)」方向へ延びている様子。
林道ドライブでなんちゃって登山も良いかも？。

10:50 「鍛冶屋炭床場跡」通過します。

11:10 騙しピークを経て山頂まで200m標識を通過します。

11:15 ホノケ山(736.8m)山頂到着です。

今春は雪で覆われていて確認出来なかった三角点タッチも果たします。

点名         ：戸谷
基準点コード：TR25336515101
種別等級     :二等三角点
緯度         ：N35度47分55.5865
経度         ：E136度08分23.3382
標高         ：736.78m

東の奥越方面に白山、別山、三ノ峰、赤兎、法恩寺山も同定できる天気で気持ちの良いを満喫します。

西には河野海岸方面の日本海に浮かぶ船舶までが見えます。

12:15 たっぷりの昼食タイムを取りブナ林の中を下山開始です。

13:10 菅谷峠を通り過ぎて1時間弱で瓜生野町への分岐到着です。
塩の道の切り通しは真っ直ぐに伸びていて奥野々への登山道は右手上へ外れます。
通過してしまいそうです。

13:15 下山開始します。

13:40 第二登山口到着です。
下へ下りて来るにつれて暑さに苦しみます。
道路脇で汗びっしょりの下着とシャツを着替えてサッパリして帰路につきます。
夏の低山登山は暑さに苦しみますが尾根筋の古道とブナ林の登山は心地良く楽しめました。