山へ行こう!!

    
白山連峰
   

2015年山歩き日記

ブナの森を歩こう!山日記

2015.04.29   大内峠〜火燈山(803m)〜小倉谷山(910.6m)〜富士写ヶ岳(941.9m)〜大内峠

親岳会の4月最終の会員行事で会員7名で石川県の富士写ヶ岳へ登った。
今日は大内峠の集落跡から火燈古道〜不惑新道〜大内ルートを利用して、「大内峠」〜「火燈山」〜「小倉谷山」〜「富士写ヶ岳」〜「大内峠」へと巡回するコースで尾根歩きが多く縦走気分が味わえそうで期待が膨らむ。
朝、7時に城下町東広場に集合して2台に分乗して07:10出発。永平寺・大野道路(中部縦貫自動車道)に入り上志比IC〜丸岡町下久米田から364号線山竹田経由で山中温泉を目指す。大内トンネルを抜けて直ぐに右折して旧道に入ると間も無く大内集落跡に着く。

  
登山口駐車場

07:50 大内集落跡駐車場に到着。

  

廃村跡に立つ離村を偲ぶ石碑(写真クリックで碑文)

  

08:10 火燈古道入り口から登山開始。

  

08:20 古道の峠頂上に立つ「峠の地蔵」様に参拝。

  

08:25 峠を下って直ぐに登山道誘導ロープ(?)に沿って、左手の登山道に入る。

  

間も無く、右手側の眼下にたった今、通ってきた364号線と旧道が山肌を縫って走るのが見える。

  

08:30 ここから緩やかな尾根の登りに成って来る。

  

新緑の中、朝日を浴びて歩くのは実に気持ちが良い。

  

08:40 登山口から20分位で、関西電力の大黒部幹線202鉄塔を通過する。

  

少しづつ高度を稼いで行く。

  

明るく開けた稜線歩きが続き、身体が慣れてくる。

  

ちょっとした急登にはロープが掛けられている。

  

08:55 火燈山がようやく見えてきた。

  

清々しい山歩きが時間の経つの忘れさせてくれる。

  

左手側に富士写ヶ岳が見えて来るが第1目的の火燈山は正面である。

  

晴れた空の青と新緑の若緑にピンクのシャクナゲの花、白いタムシバの大きめの花・・・下手な写真の腕ではこの美しさを伝え切れないのが悔しい。

  

09:37ようやく右手側に福井県竹田地区、山向こうに福井市街が見える高度まで登った。

  

正面に火燈山と小倉谷山が姿を現した。

  

09:40 標高739m地点に到着。
ここから、未だ20分も・・・有るのかぁ〜。
堪らず、小休止。

  

気持ち良いアップダウンが続く。

  

新緑のブナとミズナラの尾根道を淡々と歩く心地良さもお届け出来ないのは残念としか言えない。

  

09:45 火燈古道「熊の平」通過。

  

09:55 火燈山頂到着。登山口から1時間45分。

  

登って来た火燈古道への道標。

  

「浄法寺山」「南丈競山」「北丈競山」遠望

  

九頭竜川の奥に福井市街地、足羽三山が霞んで見える。

  

これから歩くふわく(不惑)新道への道標。

  

10:10 15分の休憩の後、次の目的地小倉谷山へ向け出発。

  

  

10:30 小倉谷山到達。火燈山から20分。登山開始から2時間20分。

  

  

加南三山の遠景

  

10:35 富士写ヶ岳を目指し出発。

  

タムシバ天国の中、前方遥かに富士写ヶ岳の頂上を見ながら目の前のピークに挑む。

ギフチョウ(絶滅危惧U類VU指定)(写真クリックで拡大)

  

11:10 最初のピークを越えると前方に富士写ヶ岳の頂上がハッキリと見えて来る。

  


登山道の両脇に咲き乱れるタムシバがこんなに美しく多い山は初めて。

  

ここから、かなり急な下り坂が続く。

  

  

ミズナラやブナの香りが疲れた心身を癒してくれる。

  

11:35 「ブナの小平」通過。小倉谷山から丁度1時間。

  

新緑の登山道を過ぎ、痩せた尾根道のアップダウンに成ってきた。

  

  

日陰の鞍部には未だ残雪が有った。

  

12:25 富士写ヶ岳頂上に到着。
小倉谷山から1時間50分。登山開始から4時間15分。
頂上には20人以上もの先行者が賑やかに昼食中。
我々も此処で空腹を満たす事に。いつもながらのコンビニおにぎり2個だが下界では味わえない極上のランチに化ける。

  

1等三角点

  

南側に登って来た「ふわく新道」の標識。

  

西南側に下山コースの「大内コース」の標識

  

13:00 ゆっくりと35分の昼食を終え、下山開始。

  

小倉谷山からの稜線の新緑と残雪が美しい。

  

結構急な下り道が続くので、足元に気を附けながら快調に下りる。

  

14:20 谷川沿いの林道の登山口に到着。

  

14:25 橋を渡り旧国道に出る。舗装道路を5分程歩いて駐車場に戻る。
途中休憩することもなく1時間25分で下山。

今日出逢った「花の妖精」達

  
  

ラショウモンカズラ

  

シャクナゲ 蕾は赤色で開花すると綺麗なピンク色へと色が薄れてくる。

  
  

シャクナゲ

  
  

ミツバツツジ

  
  

ツルシキミ

  
  

オオカメノキ

  
  

シハイスミレ(紫背スミレ)

  
  

トクワカソウ

  
  

白花のトクワカソウ

  
  

タムシバ

  
  

カンアオイ

開花期は晩秋から冬季だがギフチョウが卵を産み付ける事で有名。

  
  

ミツバツチグリ

  
  

チゴユリ

  
  

フモトスミレ

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ブナの森を歩こう!山日記

2015.04.19   三十三間山(842.3m)登山

親岳会の4月会員行事で会員10名で若狭三方の三十三間山へ登った。
三方は片道100キロ以上あるので朝の集合時間は6:00と何時もより早い時間に成った。

  
登山口駐車場

07:37登山口駐車場到着。雨予報の為か日曜なのに先行者の車は1台も無い。

  
案内図

解り易くきれいな案内図(クリックで拡大写真)

  

平地で小雨模様なので山はかなりの雨だろうと雨具を着用し、登山計画書をポストに入れて、07:56に登山開始。

  

第2駐車場登山口に在る三十三間山の名前の由来が彫られた石碑。

  

平坦な林道を歩く。

  

きれいに手入れされた杉林の中を歩く。

  

08:13 頂上迄3キロと書かれた標識で林道を離れ登山道に入る。

  

少し急に成ってきたが渓流沿いの広い道は歩きやすい。

  

08:20 山頂まで2.4キロの最後の水場を渡ると急に登山道らしく成って来る。

  

鬱蒼と茂る杉と桧の森を5分程登ると急にあたりが明るくなって、上の方に稜線が見えて来る。

  

ここまで来ると登山道も歩き易くハイペースで歩が進む。

  

この辺りは鹿の食害が酷いのか2m位幹に保護材が巻かれている。

  

杉の植林地帯を抜けると広葉樹が目立ち始め、列もバラける事無く低山の尾根歩きらしい様子だ。

  

ちょっとしたピークから三方の集落や三方五湖が雨で曇る中、ボンヤリと翳み結構登って来た感がする。

  

09:03 山頂まで1.5キロの夫婦松に到着。二股に分れた大木は1本は切り落とされ、スッカリ枯れ果てて哀れささえ感じさせられる。二本寄り添った形なら新しく植え替えて欲しい。老夫婦から若夫婦に引き継がれるにはかなりの時間が必要だろうが・・・。

  

09:19 山頂まで1キロの標識を通過。約1時間20分で3分の2をこなした事に。
夫婦松を過ぎた辺りから少し列がバラけ出したようだ。

  

09:22 漸く木立の向こうに山頂が見えてきた。まだまだ、先のようだ。

  

09:32 風神の看板に到着。右手側の脇道10m先に風神の石塔が見える。
ここから頂上迄あと700mになった。

  

この辺りの尾根筋は若狭湾から吹上げて来る風が強いのだろう。
悪風退散の石塔に今日の登山の安全を祈願して。合掌!!

  

参拝もそこそこに先を急ぐ。
5分も経たずに木立を抜けると潅木の草原に成った。

  

吹上げて来る雨風の中、前方に山頂の全容が姿を現した。

  

ガスも途切れて来た。もうあと一分張りで山頂だ。

  

またすぐに下から風雨が激しく吹き上げて来た。
尾根の芝生を過ぎ、笹薮の中の踏道を急ぐ。

  

09:55 山頂の三等三角点(三十三間山 標高842.3m)にタッチ!!

  

木々に囲まれた山頂は狭くて見晴らしも悪い。四方を見渡す景色から言えば頂上達成感は薄く感じる。

  

10:08 全員揃って記念撮影。

  

10:11 休憩もそこそこに下山開始。
登りはノーストックで来たが下山は雨で落ち葉や赤土が濡れて滑り易いのでストックを使用。
不覚にもレンズに雨粒が・・・肝心かなめの中央部分がアカン!!。

  

再び激しい風雨に突入。

  

笹薮に立つ潅木は日頃の若狭湾からの強い風で同じ方向に傾いている。

  

足元もぬかるんできたのでスリップに注意しながらの下山になる。

  

10:33 山頂まで1キロの標識を通過。

  

10:45 夫婦松を通過。

  

11:10 最後の水場を通過。雨も激しくピンボケ状態。

11:25 林道と登山道の分岐を通過。

  

11:40 ゆっくりと談笑しながら登山口到着。
駐車場は我々メンバーの車2台だけで駐車場は貸切状態であった。
今日は、我々のメンバー以外の人には追い抜かれる事も出会う事も無い山行きだった。登山を趣味としない人々から見ればこんな雨の日に何が良くて登るのかきっと不思議な思いを抱くに違いない。

11:50 昼食は北陸道杉津SAですることにして出発。

14:15 大野城下町東駐車場に到着後解散。
会員の皆様、今日も楽しい山行きを有り難う御座いました。

今日出逢った「花の妖精」達

  
  

ヤマナシ

  
  

  
  

ムラサキケマン

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ブナの森を歩こう!山日記

2015.04.11   雨乞山〜行人窟登山

昨年秋の大野親岳会一般募集登山に参加してから念願だった「大野親岳会」へ今年4月に入会し正規の会員と成った。そして、今日、27年大野親岳会一般募集登山へ参加した。

    

西市鞍ヶ淵橋を渡り、8:55作業道から登り始めた。

    

最初は杉林の中を淡々と登る

    

約15分弱でなだらかな尾根に付く。この辺りが御茶ヶ端古墳群おちゃがはなこふんぐんと呼ばれている場所である。

    

    

    

登山道らしき道は無いが皿を裏返した様な平坦な丘部分(くるわ)と掘割状の地形(堀切)と(腰曲輪こしくるわ)を幾つか越えて登って行く。ここは弥生時代の古墳を利用した南北朝時代の城郭跡と言われ御茶ヶ端城址とも呼ばれる古い史跡である。

    

一寸した藪漕ぎを終えた辺りから稜線は山歩きらしさを増して来る。

    

整備されていないが早春の尾根は比較的楽に登れる。

    

時にはこんな落し物もある。片方だけなのが少し残念だが、こんなものを見ると矢張り少しだけ緊張する。

    

10:14 四等三角点(天子山あまこやま標高・388.5m)のある最初のピークに辿り着く。

    

見事なコブシの大木が数本有り、満開の花は感動的光景!!

10:40 尾根筋だがこの辺りには未だ残雪が・・ここで休憩

    

低山ながら残雪を踏み抜かないように慎重に歩を進めるのは春山登山の楽しみでもある。

 

11:35 大矢戸行人岩登山道頂上の展望台(天子山標高572m)到着。登山道の管理人さんが亡くなられた為か無残にも壊れたままの状態だった。

    

展望台から下庄地区大矢戸、小矢戸、禅師王子山を望む。
ここで少し長めの休憩。「もう少し頑張れば目的の雨乞山だよ」との会長の一言で全員納得で11:50出発。

    

11:58高圧電線青島17号鉄塔通過。

    

監視道分岐

    

12:20 漸く本日の目的地(雨乞山標高・?m)に到着。この頂上は禅師王子連山からの尾根と大門山への尾根と登って来た御茶ヶ端古墳からの尾根との三つの尾根の連結部分である。山頂はあまり広くないうえに残雪が有る為、17号鉄塔広場で昼食を取る事にして12:25に下山開始。

    

17号鉄塔広場から18号鉄塔を望む。東方向に当り下庄地区・小矢戸集落、禅師王子山が見える。

    

17号鉄塔広場から16号鉄塔を望む。西南方向に乾側地区・牛ヶ原集落が見える。
ここで約30分の昼食の後、13:10 行人窟分岐の天子山頂上の展望台を目指し下山開始。
13:20 展望台着。ここから行人窟登山道分岐を下りる。

    

13:30 行人窟到着。

    

近づいてみると結構圧倒される大きさだった。

    

行人窟の由来が書かれた説明板(クリックで拡大写真)

    

大岩の天井に刻まれた経文

    

登山者の安全祈願地蔵が祀られ、座禅岩、梵鐘等が有る。わずかばかりのお賽銭で家内安全、健康祈願、金の御縁まで御仏も迷うほど合掌!合掌!
多分、罰は当たらないだろうが願いも叶わないだろう。
13:40 下山開始。

    

14:00 登山道5合目の休憩小屋。この辺りは結構な急勾配なので登りはさぞかし大変だろうと思われる。

    

萱に覆われた急斜面はイチゲの群生が見られる。

    

アズマイチゲの群生

    

14:25 漸く林道と登山口の出会いへ来た。林道を右折せずに横切って真っ直ぐに下ると大矢戸行人窟登山口へは4〜5分で出る。

    
    

大矢戸登山口〜御茶ヶ端古墳群入り口〜鞍ヶ淵〜駐車位置へと田んぼ道と赤根川の堤防を歩き、午後3時過ぎ集合場所にて解散しました。

    
   

今回の縦走の遠景(クリックで拡大)

写真、向かって左端の山鼻から右端の微かに見える鉄塔の右側のピークで折り返して鉄塔を過ぎた小高いピークからほぼ直下が本日の縦走ルートでした。

今日出逢った「Spring Ephemeral 春の妖精」達

    
   

キクザキイチゲ

    
   

キクザキイチゲ

    
   

アズマイチゲ

    
   

キクザキイチゲとアズマイチゲ

    
   

ミノコバイモ

    
   

5株ものカタクリの塊

    
   

シュンラン

    
   

ヤマザクラ

    
   

マンサク

    
   

エンレイソウ

    
   

ショウジョウバカマ

  
   

ショウジョウバカマの白花と紫花

    
   

ネコノメソウ

    
   

ヤマエンゴサク

参加者16名の方、本当にご苦労様でした。

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