2015年山歩き日記
ブナの森を歩こう!山日記
2015.05.31 ブナの新緑と刈込池
先週の三ノ峰リタイアのリベンジをしようか迷ったが朝方、東の空には分厚い雲が懸かっていたので、新しい靴の慣らしを兼ねて刈込池へのハイクに変更した。10時過ぎまでいつもの「あまのじゃく」で薫り高い珈琲を飲んで10時40分に自宅を出た。

11:34 十数台の車が止まっていたが、大半は三ノ峰登山者と思われる。
上小池駐車場を真新しい登山靴に履き替えて出発。

11:40 「上小池刈込池自然研究路」石段コース(約50分)口到着。

橋の欄干の案内板には距離(1・3km)と階段数(686段)と御丁寧な案内。

橋を渡るときれいな石段の急登が続く。

ウヒァ〜!!未だ500段も有るのかぁ〜。

石段が終わって漸く平坦な道が・・。

明るい日差しの中を・・。

と、今度は塩ビ製の階段が尾根筋へと続く。

これが結構な急登。

高度が上がりブナ林の中へ。

今度は木製の階段。おまけにロープまで付いてきた。

12:02 ここまで22分と割と優秀なタイムで消化。

階段が終わって緩やかな下り道に。

鞍部には僅かだが残雪が有る。

12:14 刈込池到着。登り口から34分で到着。ここで堪らず水分補給。

お決まりの「逆さ三ノ峰」が撮りたくて湖畔へ。

先ずは刈込池と残雪の三ノ峰遠景を。

ウゥ〜ン!!もう少しハッキリと綺麗に撮りたかった。
腕前は棚に上げてカメラの所為にしておこう。

12:20 帰りは岩場コースへ。出発。

ここら辺は石段コースよりブナの木が太くて立派だ。

木製の階段も緩やかだし・・。

ちょっとした木道も在って足取りは軽い。

緩やかな下り道の広大なブナ林はハイクには最高気分が味わえる。早足で歩くのは勿体ない!!

なんて言ってる内に10分足らずで終わり。

谷筋の石段を下りる。

日陰の谷筋には未だかなりの厚さの残雪が有る。

もう下には打波川の流れが見えて来た。

12:35 15分で下りて来ちゃった。

打波川に架かる橋を渡って・・。

長閑に鶯の鳴き声等聞きながら川沿いの林道を下る。

この尾根の裏側が「刈込池」

12:52 三ノ峰登山口分岐通過。

13:02 刈込池自然研究路石段コース入り口通過。
パーキング迄あと300m。

13:09 上小池駐車場到着。
登り40分、休憩6分、下り49分合計1時間35分でした。
上小池刈込池自然研究路解説板

@山の暮らしと出作り(写真クリックで拡大)

B森林と昆虫(写真クリックで拡大)

Cきのこの種類と役割(写真クリックで拡大)

Dブナの自然林(写真クリックで拡大)

E植物と標高(写真クリックで拡大)

F刈込池の伝説(写真クリックで拡大)

G刈込池に住む生き物(写真クリックで拡大)

H生き物が作る森の土(写真クリックで拡大)

I森林と野鳥(写真クリックで拡大)

J森林の働き(写真クリックで拡大)

K刈込池周辺の哺乳類(写真クリックで拡大)

L願教寺山付近の大崩落で出来た幅ヶ平
(写真クリックで拡大)

M打波川と鳩ヶ湯断層(写真クリックで拡大)
今日出逢った「花の妖精」達

ホウチャクソウ

イチリンソウ

ギンラン

ミヤマカタバミ(薄紫花)

ミヤマカタバミ

ミチノクエンゴサク

アズマイチゲ

ムラサキヤシオ



ラショウモンカズラ

今日出逢った「蝶」

サカハチチョウ
⇒PAGE-TOP
⇒山へ行こう!!へ戻る⇒Home
ブナの森を歩こう!山日記
2015.05.24 三ノ峰避難小屋清掃登山
所属している山の会が管理を委託されている三ノ峰避難小屋開きと清掃の登山に参加した。
水場の無い小屋の為、各自2L〜4Lの清掃用の水を運び上げる必要がある為自分の飲料のお茶やスポーツ飲料とで5.5Lを担ぐのでザックも35Lの普段より大きいのを使用。夏山合宿も参加したいのでトレーニングと思えば何事も楽しい。

06:56 上小池駐車場に到着。
刈込池を含む一帯は5/25日に開放の為、道路は途中ゲートで遮断されているので駐車場には我々のグループの3台だけで閑散として淋しい。

刈込池周辺の案内図

07:10 背負うザックはいつもより重いが天候に恵まれ絶好の登山日和!気分上々!出発!。

大栗の木。太くて全体が撮れない。(クリックで解説文)。

07:17 打波川沿いの刈込池自然遊歩道(階段コース)分岐到着。三ノ峰登山口は刈込池岩場コース口の手前なので林道を左折して歩く。

単独行だとこれを見ただけで小心者の私など帰りたくなってしまう。が、今日は多勢!熊公が帰りたくなるだろう。

07:29 登山道入り口到着。(クリックで拡大)

07:29 頂上迄5kmと先が長いので急ごう!

かなりの急登だがアプローチで足慣らしが終わっているのか意外と楽に登れる。

新緑の中、朝の柔かい日差しを受けて。

小さな谷川を見ながらをドンドン登る。

07:47 山越邸跡に到着。ベンチに座って5分休憩後出発。

杉林の中を10分も歩くと

明るい広葉樹の道になる。

登山道を塞ぐ倒木を切る。伐ってから気付いたがこれは「キハダ」。コルク質の樹皮の内側の鮮黄色の部分が生薬の黄檗(黄柏)として知られ、薬用のほか染料の材料として使えます(クリックで切り口の写真)。

谷川に架かる橋を渡り

急登を登り続ける。

崩れた木製の階段の先にようやく「六本檜」が・・・。

09:23 「六本檜」に到着。
眼の前に広がる三ノ峰・・・この絶景が在るから報われる。

ここは「杉峠」〜「赤兎山」への分岐でもある。

「コイワカガミ」と「三ノ峰」

「打波谷」と「荒島岳」

遠くに「別山」と「白山」

09:33 素晴しい絶景に見惚れて10分の休憩後、出発。

「啄木鳥」の痕

木の下には木屑が沢山落ちていた。

10分足らずで低潅木の尾根道に

かなり大きい残雪の上を踏み・・

尾根道を下りると

大きな木製のベンチが木陰に・・ここは休まずに通過。

09:57 中間点の道標。頂上まで2km。
傾いていたので根元に小石を入れて真っ直ぐに直す。

振り返って「赤兎山」と「大長山」を望む。

前方には目指す「越前三ノ峰」と「三ノ峰」が

汗ばむ位の日差しを浴びて軽快に尾根道を歩く。

急登の登山道を塞ぐ崩落した岩石。

ひび割れて崩れた尾根道を滑り落ちないように慎重に歩く。

前方に「剣ヶ岩」が大きく見えてきた。

振り返れば、今、登って来た尾根筋の彼方に「赤兎山」と「大長山」が。

遥か下に「刈込池」(写真右上)が見える。

笹薮の急登を登ればもう直ぐ「剣ヶ岩」傍に

10:24 「剣ヶ岩」到着。
「白山南山稜線解説板」(クリックで拡大写真)。

いよいよ間近になった「三ノ峰」。

10:35 10分の休憩後山頂目指して出発。

10:50 スタートから10分、思わぬアクシデントが・・・
履き慣れ親しんだ登山靴の爪先が剥がれて来た。
持合せていた絶縁ビニールテープと靴紐で応急処置をするが、頂上まで1時間近くは・・・。

10:51 登山続行か下山か?悩ましい判断を強いられるが無理は禁物!!下山開始。後ろ髪引かれる思いとは当にこれだろう。

11:15 未練を断ち切るように尾根道をドンドン下り木製ベンチも休まず通過。

ひび割れ崩れた登山道を靴を気にしながらユックリと

11:34 「六本檜」の分岐を

崩れた急登の階段を下り

抉れた登山道を慎重に只々下りるのみ。

12:10 急登の連続を何とか下り、漸く杉林まで

12:32 山越邸跡のベンチが見えて来た。

12:39 ベンチに座り再度、靴の応急処理をして下山開始。

12:54 登山口に辿り着く。靴の状態は思っていた以上に良いので林道を左に上って「刈込池」を回ろうかと助平心が湧いたが万が一を思うと断念せざるを得ない。

13:16 「刈込池」分岐に到着。「上小池P」迄、あと300m一安心。

13:23 「大栗の木」通過。

13:26 足元不安で2時間35分掛けて下山。メンバー達が下りて来るまで3時間は有る。
その間、昼食、昼寝、付近の散策いろいろ時間潰しをしよう。
今日出逢った「花の妖精」達

ミヤマキケマン

サンカヨウ

ツクバネソウ

ワサビ

キクザキイチゲ青花

キクザキイチゲ白花

オウレン

キスミレ

ツバメオモト

キジムシロ

ショウジョウバカマ

コイワカガミ


マイズルソウ


イチリンソウ

ニリンソウ

チゴユリ

ヤマエンゴサク


ヤマネコノメソウ

ラショウモンカズラ

ヤマブキ(八重咲き)


ミヤマカタバミ

ミヤマハコベ

テンナンショウ
⇒PAGE-TOP
⇒山へ行こう!!へ戻る⇒Home
ブナの森を歩こう!山日記
2015.05.10 荒島岳(1523.5m)勝原コース往復
一緒に登る予定だった友人が体調不良の為、急遽、単独山行となった。
朝7時前の空は雲が多かったが薄日ながら明るかったので決行。

荒島岳は雲に覆われていた

07:00 勝原スキー場(10数年前から営業してない)駐車場に到着。

駐車場奥の案内看板を確かめて。

07:05 コンクリート舗装の初心者用ゲレンデを登り始める。初心者用ゲレンデと言えど, この上り坂は「老体殺しの坂」と言える。

07:11 リフト広場に何とか辿り着く。
ここからは中級者ゲレンデで勾配が益々強く成って来る。

右上がりの坂道。

左上がりの坂道。

もう一度右上がりに成って、ガレ場の直線急登。

07:37 リフト降り場跡に到着。
この先が登山道入り口になる。息が上がり動悸がするので堪らず休憩。

07:45 登山道に入り

ブナ林の中、柔らかな日差しを浴びて

階段状に組まれた登山道を

ゆっくりと登る。

山頂まで3キロの標識を通り過ぎて

立派なブナ林をひたすら歩く。

08:01「トトロの木(標高820m)」に到達。登り始めて約1時間。

これが「トトロの木」。入って触らないようにとロープが張ってある。

剥き出しに成ったブナの根っこに気を付けながら歩く。

美しいブナ林のなかをドンドン行く。

この大きなコブが三つも有る木にも名前が欲しいくらい。

ブナの倒木を利用した木製階段。

08:14 ブナ林の中、約1時間で眺望の良い「白山ベンチ」に到着。

しかし、目の前の木が大きく成り過ぎて白山が良く見えない。

再び、ブナ林を登って行く。

08:21 「深谷の頭(標高1.015m)」到着。

まだまだ続く見事なスケールのブナ林。


残雪を渡って

ブナ林の急登を

ドンドン

登る。

幾つもの階段を息を切らして

登り切った先にようやく開けた空が見えてきた。

振り返った先には残雪の白山連峰が(クリックで拡大)

08:53 「シャクナゲ平(標高1204m)」到着。
ここまで、1時間50分でまずまずのペース。

08:56 水分補給だけで1.5キロ先の山頂目指して出発。

ここから下って行く。

5分もせずに「佐開コース」との出合いを通過。

更に下ると先方に残雪が見えて来る。

鞍部を過ぎて登りに掛かると残雪からの雪解け水で泥道に。

日陰の残雪を渡る。

ここからが急登の「もちがカベ」の難所が始まる。

鎖とロープの階段道。

頂上まで1.3km標識

木製の頑丈な階段。

ふと見上げると挫けそうな弱気を和ませてくれる大きなシャクナゲの木。

眼下には「小荒島」の頂と大野市街地。

大きくU字形に切れ込んだ登山道には登り易いように階段状に木組みの階段が。

上まで続く。

キツイ「モチガ壁」の急登を20分も登れば、「前荒島(標高1415m)」のピークに。

後、100mチョイ登るのかぁ!!

息を整えて出発。

鞍部を越えた先に「中荒島」のピークが見えてきた。

去年より多い和泉村側の雪渓の残雪を左手側に登れば・・

笹薮の登山道。

9:40 中荒島岳(標高1420m)ピークに。

穏やかな稜線の上り下りの先400mチョイに頂上が

深く抉られた登山道には踏み抜かれた小さな雪洞が残っている。

日当たりの良い尾根道を過ぎれば・・。

熊笹の緩い登り道の先に頂上の祠の姿が見えて来る。

09:53 頂上到着。登山開始から2時間50分。
吹き抜ける風が冷たい。

1等三角点「荒島岳」

荒島権現祠に「健康」「家内安全」の欲張り祈願をして

ケルンに立掛けられた経石碑にも合掌!

南方向の越美山塊の北向き斜面には多くの雪渓が残る。

10:04 風が冷たいのと昼食には早いので早々に下山する事に。

六呂師高原、経ヶ岳、越前甲を見ながらの下山は登りとは違う景色が開ける。

10:15 中荒島通過。

前荒島を眼前にドンドン下る。親岳会のメンバー二人と出合い挨拶程度の会話を交わす。

10:20 モチガ壁トップ。

前方に小荒島が見えて来る。

頑丈な木製階段を降りて、

10:47 佐開コース分岐を通過。愛山会の知人と出合い挨拶。

10:50 シャクナゲ平到着。
この頃から中出コースから山開きの「芽吹祭」を終えて上って来る地元登山者で賑う。

10:51 水分補給と軽いストレッチング後、下山開始。

快調なペースで下る。

残雪の鞍部を通って

シャクナゲ平までは多くの登山者に道を譲るのに結構時間が掛かったが、誰も登って来ない。

11:15 「深谷の頭」通過。

尾根のブナ林は強い日差しに。

11:20 「白山ベンチ」通過。

明るいブナの原生林を気分良く

快調に下る。

11:32 トトロのベンチで小休止して再びスタート。

明るく開けた雰囲気は大分、下りて来たようだ。

この辺りまで降りて来ると暑さで汗ばんで来る。

11:52 登山口到着。

膝と足首が弱点の身には此処からのガレ場の直線とS字の下り、コンクリートのゲレンデ道が心配の種!。

魔のカーブ

もう一度曲がって、漸く初級ゲレンデが見えて来る。

やっと、駐車場とスキー場の建物が、ここからは近いようで長い道程。

12:22 どうにか無事に駐車場に辿り着いた。
今日出逢った「花の妖精」達

ミツバツツジ


タムシバ

ショウジョウバカマ

ミヤマカタバミ


カタクリ

エンレイソウ

イワナシ


トクワカソウ

チゴユリ


タチツボスミレ

ハルリンドウ

ムラサキヤシオ
⇒PAGE-TOP
⇒山へ行こう!!へ戻る⇒Home
ブナの森を歩こう!山日記
2015.05.09 富士写ヶ岳(941.9m)我谷コース往復
親岳会の5月一般募集行事で一般参加者8名、親岳会員10名計18名で石川県の富士写ヶ岳へ登った。
今日は先週の会員登山とは違って我谷コース往復と成った。加賀市山中町の我谷ダム登山口から「富士写ヶ岳」へと往復するコースで赤い吊り橋を渡っていきなりの直登である。
朝、7時に城下町東広場に集合して4台に分乗して07:10出発。永平寺・大野道路(中部縦貫自動車道)に入り上志比IC〜丸岡町下久米田から364号線山竹田経由で山中温泉を目指す。我谷ダムを渡り直ぐに右折して九谷ダム方向へ走れば間も無く登山口駐車場に着く。

08:15 我谷登山口駐車場に到着。

駐車場脇にはシャガの花が咲き乱れていた。

08:30 雨模様だったので全員がカッパを着て登山開始。

何故か本物の富士山らしき山の写真が使われていた。標高差約880m。

有名な赤い吊り橋をわたって対岸の登り口へ。

吊り橋より下流我谷ダムを見て歩く。

対岸からの吊り橋全景

08:35 登山道入り口

直ぐにジグザグの登り道にさしかかる。

急登を15分ほど登ると起伏の少ない新緑の道になる。
流石に人気の山のコースだけにしっかりと踏み固められた広い登山道が続く。
降っていた雨も上がり、蒸し暑さに耐えかねてここで、カッパを脱ぐ為に小休止。

緩斜面の枯れススキの中に蕨を見ながらノンビリと高圧線の下を登る。

09:00 登り始めて30分足らずで「関西電力大黒部幹線191号鉄塔」着。

09:20 緩いアップダウンを幾つか越えて雨が降るとぬかるむような比較的大きい鞍部に差掛かる。

カエルの鳴き声が急に聞え、大きなガマガエルのお出迎えを受け、ここでも小休止。

階段状に踏込まれたミズナラとブナの混生林のなかを登る。

ロープが張られた急登を10分ちょっと登る。

ブナの新緑の道は心地良い。

こんな腰掛風の木々を見ながらひたすら歩く。

♪♪緩い登りも・・・

♪♪急な登りも♪♪ドンドン行こう!!

谷を隔てて枯淵コースの前山が目近に見えて来る。

10:20 山中温泉街、山代温泉街、小松ドーム、加賀平野が一望に。ここで、又々小休止。

この尾根の向こうが富士写ヶ岳の頂上。

もう間近い予感が。

さあ!あと一踏ん張り。

10:57 枯淵コースとの出会い。

右側が枯淵コース、左側が登って来た我谷コース。

11:00 漸く頂上に到着。登山開始から2時間30分。

1等三角点富士写ヶ岳

遠くに白山、加南三山がきれいに見える筈なのに残念!

登山者が多いのか踏込まれてU字に切れ込んだ我谷コースの下り口。
12:10 ゆっくりの昼食タイムを取り下山開始。

分岐を過ぎて下る!下る!

急な下り道も何の其の。しかし、こんなに急だったかなぁ?

ただ、ひたすらに下る。

13:32 登山道入り口到着。

13:38 吊り橋を渡って登山口に到着。下山は1時間30分。
今日出逢った「花の妖精」達

シャガ

ツクバネウツギ

ヤマツツジ

タニウツギ

タニウツギ


カンアオイ

ユキザサ


シャクナゲ

ミツバツツジ


⇒PAGE-TOP
⇒山へ行こう!!へ戻る⇒Home