山へ行こう!!

    
白山連峰
   

2015年7月山歩き日記

ブナの森を歩こう!山日記

2015.07.26   白馬岳〜小蓮華岳〜白馬大池-2日目

昨夕は山荘周辺を散策出来ない位の強い雨風だったので御来光を拝む事が出来るか心配だったが、風はやや強いものの雨雲らしき雲は無い。日の出時間が午前4時50分頃と言う事なので東の空が白み出した4時半に山荘を出る。

  

雲海に浮かぶアルプスの山々はそれだけで神々しかった。

  

04:49 朝焼けの東の雲海の中、一筋の太陽の光が顔を出す。

  

瞬く間に神々しい御来光を浴びる。思わず両手を合わす瞬間である。

  

06:15 ゆっくりと朝食を頂き、山荘前の広場で記念撮影後、白馬岳〜小蓮華山〜白馬大池〜白馬乗鞍〜栂池に向け出発。

  

06:35 白馬岳(標高2932m)山頂に立つ。
出発時は風が強く稜線は寒さを感じたが、風も収まり絶好の登山日和に成る。

  

  

  

06:42 小蓮華山に向け出発。

  

登山道の両脇には可憐な高山植物の花が多い。踏み荒らさない様にロープが張られている。

  

筆舌に表せない山並みの絶景。

  

朝日の中、稜線上の登山道が美しい。

  

ただただ、感動の景色。

  

  

シナノキンバイのお花畑

  

07:20 三国境(長野・富山・新潟)到着。

  

ここは雪倉岳〜朝日岳への分岐と成っている。

  

07:30 小蓮華山を目指してガレ場のなだらかな登山道をユックリとユックリと歩く。

  

歩き易いなだらかな稜線上の登山道。

  

  

絶好のお天気に恵まれハイカー達は長い縦列に成っている。

  

08:13 小蓮華山(標高2766m)山頂到着。

  

鉄の剣

  

三角点

  

小蓮華山を背に下って行く。

  
  

ハクサンフウロ

  
  

ハクサンイチゲ

  
  

タカネヤハズハハコとチングルマ

  
  

チングルマの実とシロウマタンポポ

  
  

オヤマノエンドウ

  
  

チングルマ

  
  

ハクサンボウフウ

登山道脇は彩り豊かなお花達がそれぞれに群落を創っている。

  

振り返って見ると小蓮華山からの稜線が美しい。

  

白馬大池が見えて来た。

  

白馬大池を見ながら「雷鳥坂」を下って行く。

  

蓮華温泉への分岐標識

  

10:00 赤い屋根が特徴の白馬大池山荘到着。

  

10:40 トイレ休憩と昼食を池の畔で取った後、白馬乗鞍に向けて出発。

  

30分程で乗鞍岳のケルンが見えて来た。

  

11:13 乗鞍岳(標高2436.7m)山頂到着。
11:20 約5分間の休憩を取り出発。

  

11:35 乗鞍岳下の雪渓。幅はそんなには無いが向こう側は結構傾斜がキツイ下りの急坂に成る。。ここで軽アイゼン装着。

  

アイゼンを外して再び大石のゴロゴロした急坂を下りる辺りから木道の有る天狗原の湿原が見えて来る。

  

12:25 天狗原の標識通過。

  

天狗原湿原の中、木道の両脇に大小の地塘が散在し水芭蕉や小さな花の菖蒲が見える。

  

あの残雪の近くには水芭蕉も花咲かせているのだろうか?

  

12:30 天狗原湿原の中の休憩所通過。

  

小さな雪渓を渡るとこの先は谷間の登山道が続く。

  

広い登山道のカーブ地点に在る水場「銀嶺水」。渇き切った喉を潤してくれる水は超美味でした。

  

13:38 ようやく栂池ヒュッテ到着。

  

さらに5分程下りてロープウェイ乗り場へ着く。

  

14:40 ロープウェイを下りて「栂の湯」横の駐車場到着。
各自、登山用具を車に積み込んで二日間の汗と疲れを流す為、温泉へ・・・疲れた身体を伸ばせば「極楽!!極楽!!」。
入浴後に御当地ソフトのヤマブドウソフトで火照った身体を冷まして帰路に。
帰りは高速道もユックリ走り、途中「有磯海SA」で夕食。
車内の会話も大いに盛り上がり気が付けば20:30大野に無事到着。
アルプスの魅力にドップリとハマッた2日間でした。

「白馬の花の妖精」達

  
  

ショウキラン

  

  
  

サンカヨウ(実)

  
  

トリアシショウマ

  
  

  
  

カイタカラコウ

  

オオバミゾホオズキ

  
  

カラマツソウ

  
  

シロウマオウギ

  
  

キヌガサソウ・・花びらと葉っぱの枚数は同じ

  
  

ミヤマキンポウゲ

  

カンチコウゾリナ

  
  

クルマユリ

  

ハクサンフウロとシロウマオウギ

  
  

テガタチドリ

  
  

オタカラコウ

  
  

ハクサンイチゲ

  
  

ウルップソウ

  
  

ハクサンチドリ

  
  

ハクサンフウロ

  
  

イブキジャコウソウ

  
  

ミヤマカラマツ

  
  

キバナノコマノツメ

  
  

クモマミミナグサ

  
  

シロウマオウギ

  
  

ウサギギク

  
  

ヤマガラシ

  

タカネスミレ

  
  

イワツメクサ

  
  

チシマギキョウ

  

ウルップソウ

  
  

ミヤマハタザオ

  
  

ミヤマダイモンジソウ

  
  

ミヤマクワガタ

  
  

イワツメグサ

  
  

イワツメグサとイブキジャコウソウ

  

ウサギギクとイブキジャコウソウ

  
  

ミヤマキンバイ(黄)、タカネツメクサ(白)
チシマギキョウ(青)、イブキジャコウソウ(紫)

  
  

ミヤマアズマギク

  

ミヤマダイコンソウ

  
  

コマクサ

  
  

コバイケイソウ

  
  

ミヤマキオンとミヤマダイコンソウ

  
  

ハクサンイチゲ

  

タカネナデシコ

  
  

ゴゼンタチバナ・・葉の枚数が6枚に成らないと花咲かない

  

ミヤマコゴメグサ

  

タテヤマリンドウ

  

ハクサンボウフウ

  
  

ハクサンシャクナゲ

  
  

タカネバラ

  
  

ヤマハハコ

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ブナの森を歩こう!山日記

2015.07.25   白馬岳〜小蓮華岳〜白馬大池縦走-初日

「目指せ!!アルプスなんてトンデモナイ!!」と思っていたが、日本百名山の「白馬岳」を猿倉〜大雪渓〜白馬山荘〜白馬岳〜小蓮華〜白馬大池〜栂池自然園〜栂池を一泊二日の日程で縦走してきた。
親岳会のメンバー女性9名とのグループ。今まで登った山の最高峰が白山(標高2702m)で3000m級の山は全くの未知の領域。兎に角、彼女達の足手まと大迷惑だけにはならない様にと高山病対策にポケットオキシまで用意して万全を期して参加。
25日0時城下町東広場集合、北陸道を糸魚川経由で栂池高原まで2台の車に分乗して出発。

  

5:30 栂池高原駐車場到着。
二日間分の駐車料金を支払い、登山靴に履き替えて
5:50 予約してあった2台のタクシーに分乗して猿倉に向かう。

  

6:25 猿倉荘に到着。

  

6:35 猿倉荘横の階段から入山開始。

  

6:40 ほどなく整備された林道に合流し中部山岳国立公園石碑前通過。

  

6:45 白馬鑓温泉登山道分岐を通過。

  

前方に白馬岳が見えて来る。

  

7:15 小休止の後、林道奥の登山道に入る。

  

7:20 多くの花々が咲く谷筋の木道を歩く。

  

雪渓の雪解け水の谷川沿いを登り木の橋を渡る。山頂付近が雲に覆われて来るが雲の流れが速いので昼前には回復する事を願う。

  

白馬尻小屋と大雪渓が見えて来た。

  

登山口の林道脇の「サンカヨウ」は紫色の実をつけていたが、この辺りは未だ白い花を咲かせていた。

  
  

7:40 白馬尻小屋到着。
人気の大雪渓登り登山者で溢れる小屋前。先ずは重いザックを下し休憩。アイゼン不所持の登山客はここで\1000で購入出来ます。

  

小休止の後、15分程岩石の道を登り雪渓登り口に着く。

  

雪渓登りの注意書きをよく読んで、軽アイゼンを装着して今日はダブルストックで。

  

8:15 憧れていた白馬の大雪渓を目の当りにして、ワクワク気分でスタート。

  

9:04 落し物探しのトラブルが発生し、ザックをデポして身軽にアイゼンを装着した場所迄下り登り返しで無事に発見。再び担ぐリュックの重さは倍以上に感じる。
メンバーに遅れる事30分のタイムロスで登山開始。しかし、これが後々、大ブレーキの原因となりメンバーに御迷惑を掛ける事になる。

  

9:30 メンバーに追い着こうと必死で登るが徐々に脚が附いて行かなく成ってくる。
団体行動では、自分の度量を知らずに無謀な行動は戒めないと駄目な事を痛感する。

  

10:25 漸く標高差600mの大雪渓を登り切り、アイゼンを外す。
振り返ると前日とは打って変わっての絶好の天気に恵まれた大雪渓の人気振りが窺える大縦列。

  

足どりが重くヨタヨタ歩きでスタート。

  

岩室跡を越え葱平ねぶかっぴらを必死で歩くがメンバーに追い着くより無事、山荘に辿り着けるか不安が過ぎり始める。

  

10:50 葱平の岩の間の高山植物に癒され・・・。

  

アルプスらしい「天狗菱」の山容に励まされ一歩、一歩前進。

  

11:35 再びアイゼンを装着し小雪渓を渡る。ヨタヨタ歩きながら無事に渡れホッと安堵するが後で、前日に滑落事故が有ったと聞かされた。

  

小雪渓を通過し、登って来た景色の素晴しさに暫くの間、見惚れる。!!。
この景色はアルプスならではの大感動だ!!

  

11:50 緊急避難小屋到着。ここで待っててくれたメンバーに合流。

  

12:05 15分の休憩で軽く昼食を摂り出発。

  

前方に「村営白馬岳頂上宿舎」が見えて来た。

  

12:30 中部森林管理局の看板(標高2553m)からスケールの大きい「お花畑」に成って来る。

  
  

白い岩と緑の中の赤、黄、紫、白と多種多様なお花に癒されながらロープが張られた階段を登る。

  

雪渓の彼方の岩肌の「杓子岳」と雲に隠れた「鑓ヶ岳」。
アルプスの雰囲気に酔い知れながら、ノロノロと亀足で一歩、一歩、登る。

  

13:15 何とか村営白馬岳頂上宿舎に到着。

  

宿舎横から見る「杓子岳」と「鑓ヶ岳」。

  

13:25 小まめな給水の小休止の後、今夜の宿泊を予約してある白馬山荘へ向け気力を振り絞りスタート。

  

5分程で尾根筋の白馬岳〜唐松岳へ続く縦走道に辿り着く。

  

眼の前に旭岳。

  

五竜岳、唐松岳、鑓ヶ岳、杓子岳方面への縦走道。

  

白馬山荘への登山道は広くて歩き易い。

  

白馬交差点標識。

  

13:45 白馬山荘到着。
現金なものでヘロヘロ状態にも拘わらずリュックを下ろしホッとした途端に元気が回復して来た。

  

小屋前広場展望所にレンガ作りの方位盤。でも、無知の私には富士山かな?程度にしか判別出来ない。

  

今晩のお泊りの部屋は2号館12号室で「富山県」でした。
重いザックを部屋に置いて今日中に山頂迄の計画は3時過ぎからの強風と濃いガスの為中止。この後、メンバー全員で無事の登山を祝して「山上レストランスカイプラザ」にてビアで乾杯の小宴会。
屋外はガスっていて山荘自慢の景色はホワイトアウト。
7時に夕食の後、「夢の国」へ直行!!
「お休みなさい」の間も無く爆沈!! Z.Z.Z.z.z.z〜〜。

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ブナの森を歩こう!山日記

2015.07.11   三百名山経ヶ岳(大野市) 

今日は7月度の一般募集登山行事で三百名山の「経ヶ岳」に登る。
標高は県境の山を除くと県内最高の山であり、歩行距離9.5km、歩行時間5時間10分と結構ハードな山行と成るので朝6時城下町東広場集合・会員のマイカー乗り合いと成った。

  

6:50 「広域基幹林道報恩寺線」展望台駐車場到着。

  

荒島岳頂上は生憎の雲隠れだったが直下に六呂師高原や大野市街地が綺麗に見えた。

  

7:00 登山靴に履き替えザックを背負って林道の舗装を歩き始める。

  

7:03 保月山・経ヶ岳登山口着。

  

登り始めは杉林の中をユックリと歩く。

  

直ぐに若いブナ林の急登に成る。

  

20分も登ると緩やかな尾根道になる。

  

7:35 ブナとナラの合体した「アダムとイブ」小休止。

  

8:10 約1時間で保月山(標高1272.8m)到着。

  

保月山の三等三角点「笹谷」

  

水分補給の為、5分の休憩。

  

杓子岳を目指して緩やかな尾根道を上り下り。

  

古い火山の礫岩を越えたり巻いたり・・・

  

潅木の上り下りに成ったりと変化に富む登山道。

  

登山道はやがて急な登りと成って来て木製梯子や

  

「ラクダの背」ってこの辺りかな?ゴツゴツした石や岩道に・・・。

  

9:05 杓子岳(標高1440m)頂上。

  

9:15 少し長めの休憩で栄養と水分を補給して、中岳へのなだらかな笹の道を歩く。

  

杓子岳から中岳への緩やかな登山道沿いには初夏らしいニッコウキスゲやササユリが咲き乱れて心癒される。

  

中岳に近づいて来ると、経ヶ岳がハッキリと姿を見せてくる。

  

この頃から右手前方に険しくカールする火口壁の山肌と火口原の「池の大沢」が広がり見応えが有る様に成って来る。

  

9:30 中岳(標高1467m)頂上到着。

  

9:35 最終目的の「経ヶ岳」を目前にして出発。

  

眼前には急な登山道がクッキリ刻まれた迫力の尾根道が確認出来、闘志が湧いて来る。

  

ロープの急な下り道を下りる。

  

「切窓」のコル(標高1380m)。右手から「池の大沢湿原」への「唐谷コース」のラフな登山道と合流する。

  

ここまでは登山道の両脇は綺麗に除草されていたがチシマザサの笹薮の道に成って来る。

  

下方に広がる「池の大沢」の林には湿原や池らしい風景が見える。

  

緩やかに広がる「池の大沢」の湿原と林。
右側下の小高い部分が南側の唐谷方面へ崩れた火口壁の痕で崩れた岩石や岩砕流が麓の阪谷や九頭竜川を越えて広がる塚原野を形成したと言われている。

  

時折、ガスが這い上がって来るが直ぐに晴れる。

  

急登が終わり緩やかな笹道を歩けば頂上は間近な予感。

  

10:35 経ヶ岳(標高1625.2m)頂上に到着。

  

山頂標識

  

雲の合間に白山。残念ながら別山は雲に隠れて見えない。
遠くのアルプスの乗鞍、御嶽の山々や荒島岳、能郷白山、部子山等の越美県境の山々もガスと厚い雲でハッキリと確認出来ない。

  

昼食と休憩の後、北岳への登山道へ入り二等三角点(経ヶ岳)を確認。背丈ほどの笹薮漕ぎで頂上から50〜60m位入った登山道脇に白いプラ杭と共に有り判り易い。

  

報恩寺山全容

  

11:35 山頂で昼食や景色を1時間ユッタリと楽しんで下山開始。

  

下りは中岳〜杓子岳へと続く尾根筋のルートがハッキリと刻まれてとても美しい。

  

12:00 切窓のコル通過。

  

中岳手前から下りて来た経ヶ岳の男性的な山容を感慨深く振り返る。

  

12:20 中岳山頂到着。多くの登山者が昼食を摂っておられる中、小休止。
下りと言え良く晴れた尾根道は直射日光が強く十分な水分補給が必要。

  

12:25 なだらかな杓子岳への下り道を下山開始。

  

男性的な山容から女性的な優しい尾根筋の山容。

  

12:40 杓子岳山頂到着。ここでも小まめな水分補給。

  

13:10 急な下りの大きな木製階段を下りる。登り時より有り難く感じる。

  

13:20 保月山山頂到着。ここでも小まめな水分補給。

  

13:50 パワースポット「アダムとイブの木」通過。

  

14:20 林道脇登山口到着。

  

朝には4台だけだった展望台駐車場には県外ナンバーの車が多数止まっていた。

  

帰りは麓の阪谷地区の6000本が見頃のヒマワリ畑を見ようと阪谷スターランドへ立ち寄る。

  

背丈150cm以上はあるヒマワリ畑

  

大きなヒマワリの花は圧巻。

今日出逢った「花の妖精」達

  
  

ヤマボウシ

  

  
  

  
  

  
  

ササユリ

  
  

  

アカモノ

  
  

シモツケソウ

  
  

カラマツソウ

  
  

ギンリョウソウ

  
  

ニッコウキスゲ

  

ハナニガナ

  
  

アカショウマ

  
  

タカネアオヤギソウ

  

クガイソウ

  
  

カラマツソウ

  
  

シモツケソウ

  
  

  

タカネアオヤギソウ

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