山へ行こう!!

    
白馬小雪渓
   

2016年山歩き日記

ブナの森を歩こう!山日記

2016.10.06  立山(雄山標高3003m)

  

前日の5日夜半台風18号が北陸地方に上陸、列島通過した翌6日に台風一過の晴天期待の僅かな希望的観測に賭けての山行です。
北陸有数の山岳観光地でもありますので登山を断念しなければならない場合は室堂平で散策と温泉で観光気分を・・・との魂胆です。

06:00 城下町東広場〜中部縦貫大野永平寺道路〜立山駅〜立山ケーブル〜立山高原バス
09:00 室堂ターミナル着。

09:17 ザックカバー、スパッツ、ウインドブレーカーと軽い小雨対策をして出発します。

  

白山と同じ様に「立山」と言う名の山頂は無い山なのですね。
今日は日曜日の三ノ峰清掃登山から中三日なので無理をせずに「雄山」で立山の神様に御挨拶を。

  

雲が薄れ明るくなってきた草黄葉の中の真っ直ぐに伸びた遊歩道を歩きます。

  

09:25 ミクリガ池周回コースとの分岐を真っ直ぐに進みます。
前方の「一ノ越」方向には時折ほんの僅かですが青空が顔をみせます。

  

上空はかなり強い風が吹いているのか次第に薄曇りの青空が広がって来ました。

  

下方の室堂平や地獄谷辺りは雲に覆われています。

  

09:58 祓堂で下界の汚れを落とし登拝の安全をお願いして通過します。

  

10:04 雷鳥沢コース分岐を通過します。

  
  

10:10 一の越山荘(標高2700m)到着です。
こんなに簡単に白山と変わらない高度まで登って来れて北アルプスの高度感と景色を堪能出来るんですから超お薦めですね。

  

黒部峡谷東一の越側

  

10:20 雄山山頂に向けて出発します。龍王岳の上空は空の青が美しい。

  

大小の岩と石の登山道を選びながら登ります。こういう登山は疲れも覚えず楽しめます。

  

振り返って見る余裕すら有ります。
室堂平、地獄谷からガスが上がって来ます。

  

10:40 一の越はガスに包まれ少しづつ斜面を這い上がって来ました。

  

雄山山頂ももうすぐそこですが霞んできました。

  
  

10:53 三ノ越に到着です。
遅れて登って来るメンバーを待つ為水分補給の休憩を取ります。

  

龍王岳や浄土山もガスが切れて来ました。

  

「ウヮッ〜!!」突然の若い山ガールの歓声に振り返ればほんの一瞬の間で撮り遅れの一枚ですが辛うじて雲間に槍ヶ岳が・・・。

  

またもや山頂はガスに覆われて来ました。

  

11:15 雄山神社社務所横に到着です。

  

一等三角点(立山・標高2992m)と方位盤。
ガスで見えませんが遠くは富士山、白山、乗鞍等々が見えるそうです。

  

イワヒバリ(岩雲雀)"岩雀"人を恐れない様子で石段を歩く姿は可愛い。

  

11:30 山頂の立山頂上峰本社へ向かいます。

  

11:33 雄山頂上(標高3003m)到着です。
立山の神様は、立山で知り合い三人の子宝に恵まれ、なに不自由の無い幸せな生活を送っている娘夫婦の「縁結びの神様」です。膝間付いて感謝の気持ちを込めて拝みました。

  

11:37 記念写真を撮った後、社務所前まで下ります。

  
  
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立山頂上雄山神社由緒。

  
  

ラッキー!! 雲の切れ目から槍ヶ岳と穂高連峰が見えた!!

  

立山頂上峰本社の神々しい姿を拝みながらの昼食はこの上ない極上のランチと成りました。

  

12:10 名残惜しい山頂の一時ですが下山開始です。

  

視界の開けた下りは足取りも気持ちも軽く、頂上に立った時よりも僕の一番好きな時間です。

    
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又々、ラッキーです。
ハイマツの間に一羽の雷鳥が出迎えてくれました。

  

雲一つ無く晴れ渡った明るい色調の景色も良いものですが、雲の影で変化する黄葉や池の色、こういう風な景色の方が楽しめますよね。

  

一の越山荘が見えてきました。

  

12:52 一の越到着です。

  

13:05 トイレ休憩を済ませて下山開始です。

  

13:12 祓堂到着、無事登拝の御礼をします。

  

立山室堂山荘やミクリガ池、地獄谷が近づいて来ます。

  
  
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雄山から連なる別山、真砂岳の遠景。

  

ナナカマドの実。紅葉した葉は落ちてます。

  

ミクリガ池展望台に寄り道して

  

13:50 室堂ターミナル到着。立山玉殿の水で喉を潤します。

  

14:10 台風一過の立山を臨時便で室堂を出発です。

  

14:57 美女平到着です。

  

15:20 立山ケーブルで美女平駅を出発です。

  

15:27 立山駅到着です。
15:35 マイカーで途中温泉で疲れを癒し、北陸道尼御前SAで夕食。
20:00 城下町東広場帰着。
駄目元での山行だったが今日も自称「晴れ男」効果で何とか成りましたが快晴とは行かなかったので、もっと威力のある「馬鹿ッ晴れ男」に成れるようもっと修行を重ねようと誓いま・・・。

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ブナの森を歩こう!山日記

2016.10.02   三ノ峰(標高2128m)(石川・岐阜県境)     
上小池(大野市)〜六本檜〜剣ヶ岩〜三ノ峰避難小屋〜三ノ峰往復

  

三ノ峰避難小屋

  

親岳会年間行事の秋の三ノ峰避難小屋清掃と冬支度に参加した。
06:00 会員9名、大野市役所職員1名、計10名が会員の車2台、公用車1台の計3台で城下町東広場を出発。

06:47 上小池駐車場に到着。

  

07:00 登山届を提出後、登山口に向け出発です。

  

07:10 刈込池階段コース分岐を通過です。

  

07:22 三ノ峰登山口から登山開始です。

  

07:40 山越邸跡到着。

  

07:46 5分間の休憩の後出発です。

  

未だ黄葉さえしていないナラやブナの木々の間を歩きます。

  

08:30 小さな沢の木の橋を渡ります。あと少し急な登山道を登れば六本檜です、

  

08:45 六本檜到着です。
昔は大きなヒノキが6本在ったのでしょうが今は六本も在りません。
ここは杉峠経由で赤兎山への登山道の分岐にもなります。

  

08:55 水分補給と軽食の休憩の後、稜線上の登山道を右に進みます。

  

行く手の雲が晴れ、剣ヶ岩や越前三ノ峰が見えてきました。朝方は雲に覆われていて天候の心配もありましたが、晴れ男、晴れ女の威力で今日も何とか持ちそうです。

  

尾根を捲くブナの登山道に朝の陽射しが爽やかで背中に掛かる重い荷物とは対照的な気持ちの軽やかさです。

  

09:13 大ベンチを休まずに通過です。

  

09:21 上小池(2.7K)と三ノ峰(2.5K)とのほぼ中間地点標識通過です。

  

目の前に剣ヶ岩が大きく見えてきました。

  

09:45 剣ヶ岩に到着です。
09:50 水分補給と軽食の休憩の後、出発ですがこの辺りから清掃用の水2リットル飲料2リットルと昼食用豚汁の具材、フリースジャケットと普段より重装備なザックの重量が苦痛に成ってきました。

  

立ち止まったり、振り返ったりと重い足は中々前へ出ません。

  

10:50 CTの倍近い1時間も費やして漸く稜線ベンチに辿り着きました。
背中に全員の昼食が入っているので逃げ出す訳にはいきません。

  

登山道の前方左手にヘロヘロな足と折れそうな心を励ましてくれるように三ノ峰が姿を見せてくれました。

  

30歩進んで立ち止まり又30歩進んで立ち止まりの繰り返しで苦しみ抜いて登って来た登山道も振り返ると秋の優しい色付きで心和みます

  

11:23 漸く越前三ノ峰を捲く水平道の取付に到着です。
あと250mで三ノ峰避難小屋です。

  

もう登りは無いと思った途端、今迄の足の重さは何だったんだ!!と・・・現金なものです。
笹に埋もれた石ころの道もスイスイと足が前に出ます。

  

色付き始めた三ノ峰山頂にガスが懸かりだしました。

  

11:32 先行のメンバーにかなり遅れての避難小屋到着に成りましたが何とか作業には間に合ったようです。

  

男性陣はソーラー発電パネルの雪囲い作業と配電システムの解除、エアーダクト閉鎖。

  

11:48 ソーラー発電パネルの雪囲い作業と外部廻り作業完了。あとは小屋内の電気関連設備の点検。

  

女性陣は小屋内とトイレ、備品倉庫の雑巾がけ。
便器の真黒なこびり付きの雑巾がけには仲間ながら頭が下がる思いです。
登山者の皆さんトイレの使用にはほんの少しの心遣いをお願いします。

  

キレイに成った部屋では昼食の準備が始まりました。荷物が間に合ってホッ!としました。

  

11:55 山頂のガスが晴れたので昼食が出来上がる間に未だ登った事の無い山頂を単独で目指します。

  

最初の小ピークの先に山頂が見えてきました。

  

12:01 三ノ峰山頂に到着です。昨秋の清掃時は雨で断念した為ズゥーと心に残っていたのですがやっと叶いました。
只、残念な事に下の方は全方向ガスで全く見えません。
別山平と別山は見たかったのですが来春の楽しみに残して置きましょう。

  

12:03 ガスが懸かって来たので早めに下山します。

  

三ノ峰乗越(自分勝手な発想でそんな呼び名は有りませんから)とも言えそうな場所に建つ避難小屋は早くも石川県側の谷を這い上がって来たガスで見え難く成って来ました。
越前三ノ峰の左手側に岐阜県石徹白からの美濃禅定道がハッキリ見えます。

  

避難小屋裏の山腹の紅葉は未だ本格的ではないのでしょうか・・・。

  

13:05 秋の夕暮れは早い。すべての作業と愉しい昼食タイムを終え、早々の下山開始です。

  

時折濃いガスが打波谷から這い上がって来ます。

  
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三ノ峰登山道下り稜線ベンチ上より南部両白山地を望む。

  

13:33 稜線ベンチでちょっとだけ休憩。

  

稜線の下り道は視界が開けて気分は最高!!
福井・石川県境の稜線上の登山道左手側が福井県、右手側が石川県。

  

樹林帯の幅ヶ平と刈込池の辺りはブナの原生林だが未だ黄葉は始まっていない。
森林限界から上は草紅葉が始まっていてその境界の変化が面白い。

  

登山道より西方向遠景。

  

14:03 剣ヶ岩を通過です。

  

泰澄大師が刈込池に封じ込めた千匹の蛇が再び出て来ない様に鉄の剣を突き立てたと言われる剣ヶ岩を直下から見上げる。

  

14:20 三ノ峰〜上小池中間点標識を通過します。

  

14:27 大ベンチ通過です。

  

14:42 六本檜到着です。
14:50 水分補給と軽食の休憩の後、出発です

  

15:44 山腰邸跡に到着です。
メンバーの一人が足の不調で遅れ出し3人でサポートしながらのゆっくりとした下山に成りました。

  

北美濃地震による日大ワンゲル部員の遭難碑に無事の下山を祈って・・・。

  

16:12 登山口に無事到着です。

  

16:28 刈込池登山口・上小池P分岐を通過です。

  

16:33 先行グループに30分の遅れで大栗の木を経て上小池駐車場に到着です。
膝痛、筋肉痛が出る事も無く無事下山できましたが、登りの弱さが露呈した山行でした。
オフシーズンでの強化プログラムを検討しなければなりません。


今日出逢った「花の妖精」達

 
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