山へ行こう!!

    
白馬小雪渓
   

2016年山歩き日記

ブナの森を歩こう!山日記

2016.09.10   鉢伏山(福井県南越前町)
新保登山口(敦賀市)〜爪描き地蔵〜休み石〜木ノ芽峠
〜鉢伏山(標高762m)〜言奈地蔵〜木ノ芽峠〜登山口

 

大野親岳会9月度一般募集登山冊子

    
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大野親岳会開催の9月度一般募集登山で南越前町の鉢伏山へハイキングです。
07:00 会員14名募集参加者9名の総勢23名が会員の車5台に分乗して大野東広場を出発しました。

  
  
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08:35 途中、北陸自動車道南条SAでトイレ休憩をして敦賀市新保の登山口に到着です。

  

08:40 登山開始です。

  

中部北陸自然歩道の看板前を過ぎ

  
  
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09:00 「弘法の爪描き地蔵さん」に到着です。   

左へ15m程入った大岩がそうですが、残念ながら一面に苔生して全く確認できません。

  

09:05 木の芽峠へ向けて出発します。

  
  
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09:17 紫式部が父藤原為時の赴任先の越前国府(現在の越前市)から京の都へ帰る際に詠んだとされる和歌と詞書の説明板を通過すれば・・・

  
  
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09:15 「休み石」に到着です。

  

09:19 ザックを下ろしたり、休み石に影絵と同じ様に腰掛けたり休憩の後スタートします。

  
  
  
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09:45 明治11年(1878)10月9日の「明治天皇北陸巡行」時に今庄宿から敦賀に越えられた際、木の芽峠での御休憩時に明治天皇、岩倉具視、大隈重信を始め820余名の警固員の一行に供されたとされる「明治天皇御膳水」に到着です。

  

09:47 犬の吠える声が次第に大きく成り、坂道を登り右に曲がると石畳の古道の先が木の芽峠です。
木ノ芽峠(標高:630m)は、律令制度制定の頃より北陸道(越路)が敦賀から府中(越前市)方面に通っていました。
平安時代、紫式部が父:藤原為時の越前国司下向に従って超えたのもこの峠。
鎌倉時代、道元禅師や親鸞、蓮如などの僧侶も布教の路としてこの峠を越えました。
南北朝時代、新田義貞が通り、戦国時代には、朝倉攻め、一向一揆攻めの際織田軍の先陣はこの峠を越しています。
江戸時代には、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅で敦賀に入り、幕末には水戸浪士が通りました。 鉄道や国道8号の開通で、木ノ芽峠はその役割を終え、現在では、「歴史の道」として保存されています。この峠はまさしく歴史の証言者です。
古い峠の茶屋を彷彿とさせる藁葺きの民家が見えてきます。

  

09:48 玄関の戸は開いていて中は電燈が灯っていますが人の気配は有りませんでした。

  

代わりにSバンク白戸家のお父さん似の3匹の白い犬がお出迎えです。

  

峠の茶屋にしては立派な仏壇の中にはこれまた威厳ある不動明王立像が鎮座しています。

  

「平重盛」公の墓が先祖代々のお墓の中央に新築されています。確かに平安の初期、平家が隆盛の頃には「越前国」は平重盛公の所領地ではありましたが・・この家の当主前川家は平家の末裔(平清盛〜重盛〜維盛ならまさに直系ですよね)だそうで550年ほど前から代々、峠の警備を任されていて旅人の為の茶屋ではないとの事です。

  

又、家の前には大本山永平寺開祖道元禅師入越慕古の石碑と病で京都に帰る際に愛弟子達との別れを詠んだ石碑が建っています。

  

道元禅師歌碑と木の芽峠の説明板

  

09:53 道元禅師石碑左手の登山道を登り木の芽峠を後にします。

  

10:03 林の中の登山道も10分程で開けたスキー場のゲレンデに出ます。
陽射しが強いので直射日光を避けて木陰を歩きます。

  

鉢伏城址への案内板横を通ります。

  

スキー場トップの建物らしき物が見えてきました。

  
  

今は閉鎖されていますが展望台とリフト降り場です。

  
  

鉢伏山山頂へはまだ少し登りがあります。
山中峠〜鉢伏山〜木ノ芽峠〜栃ノ木峠の稜線は福井県の南北を分ける嶺でその嶺を境に北側を嶺北、南側を嶺南と表現しています。
この地は北陸に入る最重要地点で戦国期に作られ鉢伏城は隣接する観音寺丸城、木ノ芽峠城、西光寺丸城を合わせ木ノ芽峠城砦群と称されています。

  

10:23 鉢伏山(標高762m)到着です。

  

山頂からの敦賀湾、敦賀半島方向です。

  

昼食の後、ススキに覆われた辺りを三角点探しに奮闘!!

  

雲間からの僅かな陽射しに若狭のハワイ・水島がコバルト色の水に浮かび上りました。

  

11:30 二つのリフトに挟まれたスーパーコースのゲレンデを下ります。

  

11:45 ゲレンデのリフトの下あたりに僅かに残る街道の跡らしき石畳の道を右に入ります。

  

旧街道らしい道を辿ります。

  

11:49 五分もかからずに「言奈地蔵」の建物が見えてきました。

  
  

11:53 「言奈地蔵堂」到着です。

  

石に彫られた地蔵様にいつもどうりの「健康で山行きが出来ます様に!!」とお願いをします。

  
  
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12:00 江戸時代にタイムスリップしたかと思う様な旧街道の雰囲気に包まれ歩きます。

  

12:05 今度は今庄側からの木ノ芽峠到着です。
草生した石畳の道と茅葺の峠の家の光景は情緒豊かでこれだけで大満足です。

  
  

今日、二度目のご対面の為かおとなしく優しい表情で迎えてくれました。

  

12:29 「休み石」を下りは休まずに通過します。

  

12:38 「弘法の爪描き地蔵」も休まずに通過します。

  

12:54 登山口に無事到着しました。
初心者もベテランの山ヤの方も初参加の方もペースを合わせてのハイキングは高山への登山とは違う楽しみが有ります。
「山はなぁ〜!! どうも気に合わないなぁ〜!!」などと言わないで是非楽しんでみて下さい。


今日出逢った「花の妖精」達

 
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ブナの森を歩こう!山日記

2016.09.04   大日ヶ岳(岐阜県白鳥町)
桧峠(ウイングヒルズ)〜鎌ヶ峰〜大日ヶ嶽〜往復

  
  

当初の山行計画では「立山」へ行く心算だったのだが台風12号の影響を考えて急遽近場の「大日ヶ岳」に変更した。
06:00 会のメンバー4名が城下町東広場集合、大野市からアクセスの一番近い石徹白のウイングヒルズ白鳥リゾート登山コースに決めて出発しました。

  

06:55 桧峠(標高983.3m)到着です。

  

峠頂上は十字路に成っていて広い駐車場の横に登山口の標識が有ります。
07:00 峠のお地蔵様に今日の安全をお願いして登山開始です。

  

杉林の中の登山道を20分程でスキー場のゲレンデに出ます。
ワラビや雑草の刈り取られたゲレンデの中の登山道の脇にはこの季節には珍しいワラビの新茎が顔を出しています。
帰りの楽しみが出来ました。

  

08:10 漸くゴンドラ終点乗降場裏に到着です。
ゲレンデ登りは意外と体力と時間が必要です。

  

08:15 ザックを下ろして5分間の水分補給と休憩の後スタートです。

  

行く手にガスが架かって来ましたが雨の気配はありません。

  
  

08:58 水後山(標高1558.5m)到着です。

  

09:01 急斜面の谷をガスが這い上がって来ます。
早々に出発します。

  

上空は風が速くきれいな青空が時折顔を見せます。

  

行く手は相変わらず雲が懸かっています。

  

明るく開放的な尾根歩きは風が心地良く爽やかな気分です。

  

雲が晴れ前方に草木に覆われた大きな岩壁のピークがハッキリ見えてきました。

  

09:34 鎌ヶ峰(標高1669m)に到着です。

  

依然として上空は厚い雲に覆われていますが、左手側に時折白山や別山が望めるように成ってきました。

  

次のピークの先に大日ヶ岳が見えてきました。

  

10:04 大日ヶ岳山頂までは緩やかなアップダウンの登山道が続きます。

  

10:20 大日ヶ嶽(標高1709m)山頂到着です。

  

大日如来坐像

  

中央アルプスとひるがの高原の遠景

  

11:08 40分の昼食休憩の後下山開始です。
登りの時とは違う視界の開けた稜線の登山道はワクワクと身も心も軽やかにさせてくれます。

  

結構な登り返しのピークの先に切り立った断崖が特徴の鎌ヶ峰が・・・。

  

鎌ヶ峰手前から歩いて来た登山道を振り返る余裕さえ出て来ます。

  

11:56 鎌ヶ峰で水分補給の休憩。

  

12:25 水後山で水分補給の休憩。

  

大日ヶ岳方向には雨雲が懸かって来ました。下山のタイミングは良かったようです。

  

13:06 ゴンドラ駅裏到着です。ザックを下ろして休憩。ゲレンデトップにマツムシソウ、ゲンノショウコの白花とハクサンフウロそっくりの赤紫花を見つけました。スキー場の職員さんが移植されたのかなぁ?

  

14:15 登山口に無事到着です。
ゲレンデの下りはレジ袋片手に細いハリガネみたいなワラビ採りの御婦人方のワイワイガヤガヤとした声に交じり、登りのタイムよりゆっくりとしたペースでした。

番外編  満天の湯温泉と白山中居神社

  

満天の湯で汗を流し御婦人方のビールのお付き合い。

  
  

白山中居神社の神聖な雰囲気に身を浄め、今年も来年も又その先何年も元気で山登りが出来ます様に・・・。
二拝二拍手一礼。


今日出逢った「花の妖精」達

 
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