2017年山歩き日記
ブナの森を歩こう!山日記
2017.05.21 五幡山と旧北陸線トンネル群(敦賀市)

「福井県山岳連盟」主催の★里山と古道を訪ねて★「五幡山と鹿蒜道(万葉の古道)と旧北陸線トンネル群」を辿る・・・に親岳会メンバー5名で参加しました。
07:00 総勢100人近くの参加者を乗せて大型バス2台で出発しました。

08:20 北陸自動車道杉津パーキングエリア(旧国鉄杉津駅)でバスから降車しパーキング裏の旧北陸線の線路跡を利用した舗装道路に出ます。
北陸線の敦賀〜今庄間には建設当初12のトンネルがありました。今でも10のトンネルが残されています。今日はその内の3つを歩く予定です

杉津PAを出て直ぐに曽路地谷トンネル(全長401m)を歩きます。

明治28年に造られたトンネルは側壁は石積みでアーチ部分は煉瓦の長手積みです。

トンネル内の煉瓦は蒸気機関車の吐き出す煤煙で今でも天井部分は黒ずんでいます。

平成28年2月25日に旧北陸線のトンネル群を含むこれらの遺構がまとめて国登録有形文化財(建造物)に成りました。
トンネル南側口のプレート

08:38 二つ目の鮒ヶ谷トンネル(全長64m)です。

トンネル南側口のプレート


09:07 三っ目は葉原トンネル(全長979m)でトンネル群の中で2番目に長いトンネルです。

トンネル南側口のプレート

09:49 葉原トンネルを抜けて線路跡の道路から外れてトンネル工事で出た岩石で造られた築堤(緩い勾配のカーブの旧線路跡)を前方に見ながら農道を歩きます。

10:18 海岸沿いの五幡地区へ抜けるウツロギ峠到着です。

峠のお地蔵様にお参りをして

10:30 五幡山への登山道を登ります。

10:44 大きな鉄塔の真下を通ります。

ナラやブナの樹林の中のアップダウンを越える気持ちの良いハイクです。

11:18 五幡山(標高427.7m)到着です。

4等三角点(点名・蛇岩、標高・428.7m)
山頂は見晴らしは良くは有りませんが、各自昼食の為1時間の休憩を取ります。
下山途中、鉄塔の下で集合写真を撮りながら下ります。

13:00 再びウツロギ峠へ戻って五幡の坂の万葉の古道を歩きます。


ウツロギ峠付近まではアスファルトで舗装され、古道の雰囲気はありませんが、五幡への下り道は杉林や竹林の中で万葉の情緒が感じられます。

13:28 敦賀湾の海と五幡の集落が見えてきました。
東浦公民館で1時間、東浦の歴史・文化の講義と観光ガイドを受けた後、バスで東浦の北部・大比田集落へ敦賀市指定天然記念物の巨木の数々を見学に移動です。


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(ブラシの木)
大比田集落内の民家の庭先に見たことの無い赤い花が目につきました。
まるで瓶を洗浄する大きなブラシの様な花です。「ブラシの木」と言う見た目通りそのままの名前だそうです。




休岩寺の蘇鉄(県指定天然記念物)
東浦の北方は対馬暖流の影響で北陸には珍しい温暖な気候なので南方系の植物が多く育ちます。



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(ミカン)
東浦ミカンの産地らしく各家庭の庭先にも大きなミカンの木が植えられています。
途中、ミカン農家の方から土産に甘夏柑を買い求め大比田観音堂へ向かいます。



大比田観音堂のタブノキ(敦賀市指定天然記念物)
16:05 集落内のメイン道路横の大比田観音堂に到着です。
タブノキはクスノキ科の常緑樹で暖地の海岸線に多く自生します。
大比田観音堂のタブノキは目通り5m、樹高15mもあるそうです。


小森神社のヤブニッケイ(敦賀市指定天然記念物)
16:15 5分ほど歩いて近くの小森神社に到着です。
ヤブニッケイは中部地方以南の海岸に近い温暖地に多く分布しています。
藪に生える肉桂(ニッキ・シナモン)の意味で葉を揉むと香りがし、樹皮は辛く、芳香が有って薬用として用いられます。
小森神社のヤブニッケイは目通り2m、樹高24m有り良好な樹勢を保っています。



小森神社のケヤキ(敦賀市指定天然記念物)
ケヤキはニレ科の落葉樹で高さ20〜40mにもなります。材質は堅牢なので高級建築資材として用いられ巨木は伐採されてしまう事が多い。
小森神社のケヤキは目通り6m、樹高30mもあり樹勢も良好で枝張りも見事です。

この木もたいそう立派な巨木ですが、残念ながら説明が無く樹木名は判りません。

16:35 小森神社の上の8号線まで藪漕ぎでバスに戻りました。
16:55 全員が集合して帰路につきます。
06:20 福井着の予定時間には大幅に遅れましたが天気にも恵まれた気持ちの良いハイクでした。今日、お骨折りいただいた岳連の役員の方々、本当に有り難う御座いました。
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ブナの森を歩こう!山日記
2017.05.20 荒島岳(標高1523.5m)(大野市)

先週の5/14、荒島岳山開き「芽吹き祭」に参加出来なかったので会の仲間10名と登る事に急に決まりました。
5月の山行計画には決まってなかったのですが、こういう話はまとまるのが早いものです。

06:55 会員の車2台に分乗して「中手コース」登山口の旧駐車場に到着です。

06:59 先ずは林道歩きです。

07:21 林道を外れ登山道に入ります。

07:25 「二又」通過です。



何回か林道を横切りながら登山道を登ります。

杉林を抜けるとブナ混じりの明るい登山道に成ってきます。

08:10 「おおこば展望台」通過します。
かっては眺望が開け、大野盆地がキレイに見えたのでしょうが現在は展望台とは名ばかりです。

両脇が少し切り立った小尾根越えを過ぎると・・・


山肌の杉林や雑木林の緩やかな巻き道に変わります。


08:23 向坂通過します。

ブナの二次林の明るく優しい日差しの中をパワーをいただき乍ら順調に歩を進めます。

08:39 なだらかな鞍部でわずかな窪地の「ひえばた(稗畠?)」通過します。

この急登を登るともうすぐ「小荒島」です。

08:54 小荒島岳への分岐に到着です。

08:57 小荒島岳山頂到着です。
小荒島岳山頂からの荒島岳、白山連峰、六呂師高原の眺望の素晴らしさは、荒島岳山頂からの360度のパノラマに引けを取らない美しさだと思います。

打波谷の先に白山連峰

荒島岳

麻那姫ダムと銀杏峰

09:10 荒島岳を目指し出発します。

09:30 シャクナゲ平到着です。小荒島岳を経由しましたがここまで丁度、2時間半でまずまずのペースです。

09:31 風も無く、遮るものが無いのでかなり気温は高目です。
すぐに出発します。

09:35 佐開コースとの合流地点を通過します。
陽射しを遮ってくれる木立はここまでです。

09:42 「もちがかべ」の急登に取り付きます。

流石に荒島岳随一の難所・・・急登が続きます。


クサリやロープ、木製の頑丈な階段の急登が続きます。

途中、シャクナゲの花に励まされ、元気を貰います。


10:14 最大の難関、急登の「もちがかべ」を登り切ると「前荒島(標高1415m)」に着きます。
やっとのことで辿り着いたぁ!!と言う感じです。
しかし、まだ頂上までは標高差100m近く登らなければなりません。

前方に「中荒島岳」の大きな標柱が見えてきました。
ここからは緩やかな稜線のアップダウンですが未だ、20分近くは掛かります。

10:21 「中荒島岳(標高1420m)」を通過します。
山頂まで距離410m、標高差100m最後の踏ん張り所です。

標高1500m近くなってくると深く急な谷間には雪渓が残っています。

里山や低山ではとっくに咲き終わったカタクリが今を盛りと咲き誇っています。

ショウジョウバカマ、ヒメイチゲ、イワナシ達も競い合っています。

10:38 山頂の祠が目に入って来ました。

何をさておき先ず家族の健康と幸せ、自身の今年一年の登山の安全を祈願します。

一等三角点(点名・荒島山、標高・1523.49m)

11:42 1時間近い昼食とおしゃべりタイムの後、下山開始です。
中荒島の先、白山を眺めながらの下山は気分爽快で暑さを忘れます。

「もちがかべ」の急な坂も下りは快調なペースです。

12:50 「佐開コース」分岐を通過します。

12:17 シャクナゲ平で10分の休憩です。

12:50 小荒島分岐を通過します。

13:03 「ひえばた」を通過します。

13:16 向坂を通過します。



14:04 林道出会いの登山口を通過して山菜を探しながらゆっくりと林道歩きを楽しみます。
14:30 駐車場に到着です。
今日は気温30度と夏日の暑い一日でしたが、気持ち良い登山を全員が楽しみました。
今日出逢った「花の妖精」達

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(チゴユリ)

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(ツボスミレ・ニョイスミレ)

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(オオタチツボスミレ)

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(キクザキイチゲ薄紫花)

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(ヤマエンゴサク)

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(ハルトラノオ)

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(オオカメノキ)

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(ミヤマカタバミ)

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(トクワカソウ)

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(タムシバ)

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(オオバキスミレ)

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(シャクナゲ)

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(ミヤマシキミ)

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(カタクリ)

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(トクワカソウ)

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(ショウジョウバカマ)

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(ヒメイチゲ)

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(イワナシ)

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(ユキザサ)

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(キジムシロ)
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