2017年山歩き日記
ブナの森を歩こう!山日記
2017.06.24 里山と初夏の湿原観察
池河内湿原・中池見湿池・天筒山(標高171m)(敦賀市)

6月24日(土) 福井県山岳連盟主催、福井県自然保護センター共催の「里山と初夏の湿原観察」に大野親岳会会員5名で参加しました。
福井県生物保全推進委員の講師による勉強会も有り山野草好きの私にとっては楽しみな企画でした。
07:10 福井市を中型バスで出発します。
09:00 池河内湿原に到着です。

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3名の福井県生物保全推進委員の講師と合流して、池ノ河内湿原内の野生動植物保護地区についての勉強会と準備体操の後、3班に分かれてマコモ(真菰)の生い茂る湿原の中の木道を説明を聞きながら歩きます。

モリアオガエルの卵塊

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(ヤナギトラノオ)
県内唯一の分布地。北方系の植物で分布の南限に近いです。
対生する葉のわきに柄のついた2〜3cmの黄色い花穂を付けますが残念乍ら見れませんでした。

講師が園芸用の2mのポールを湿原に差します。

難無くズブズブと入って行きます。
【福井県最大の湿原で、面積は約7.4ヘクタール、約19mの泥炭(未分解の植物)層があり、10.000〜12.000年前から形成され始めた】との事です。。

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(ミズドクサ)
県内唯一の分布地。北方系の植物で分布の南限と西限になります。
スギナに似た形ですが50p以上の大きさです。

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(コウホネ)
水上の葉と水中の葉(ワカメのように見える。)があります。
コウホネ(河骨)は白い根茎を骨に例えています。

(二ホンカワトンボ♀)

(二ホンカワトンボ♂)

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(???)

10:05 湿地の木道散策を終えて10分のトイレ休憩です。

湿地横の山道を歩き出発地点に戻ります。
早くも桑の実が赤く色づき、アケビの実が生っています。
11:00 出発地点に戻り、バスで次の目的地の中池見に向けて出発です。

11:20 「旧北陸線トンネル群」樫曲トンネル近くで下車します。


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近代化遺産周遊ルート(樫曲隧道)を歩き樫曲集落を通り抜けます。


11:40 中池見湿地入口着です。

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江尻口付近から中池見湿地を望む。


中池見湿地ビジターセンターにて昼食休憩とNPO職員講師による説明会です。

30分の自由散策

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(ガマ)

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(オカトラノオ)
13:50 天筒山へ向けて遊歩道を出発します。

14:10 天筒山南端、舞崎遺跡通過します。

14:15 山の神神社・天筒山山頂・中池見湿地との分岐を通過します。

14:25 天筒山山頂の風変わりな展望台が見えてきました。

四等三角点(点名・天筒山、標高・171.28m)

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展望台頂上よりの敦賀半島、敦賀港の眺望です。

敦賀湾奥の気比の松原と旧敦賀港も見えます。
360度の視界は絶景ですが、風景の説明板が少ないのが残念!!

中池見湿地の全容が美しいです。
池の周りを散策できなかったのは残念でしたが、又今度はユックリと出直したいと思いました。秋の草紅葉の頃もきっと素晴らしいと思いました。

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(ナツツバキ)
ナツツバキ(夏椿)というのは、薄緑の葉陰に白い五弁の花が朝開き夕べにはほろりと一輪落ちるように散る一日花なのですが、つぼみが枝を埋めるように次々とつくので、翌朝にはまた新しい花が開いており、その様がなんとも諸行無常を感じさせるので、お釈迦様の入滅の時に咲いていたという「沙羅双樹」と混同して呼ばれるようになったようです。

14:50 金ヶ崎宮に向け下山開始です。

山の神神社、永厳寺分岐です。
山の神神社を経て「泉の清水・延命地蔵尊」に参拝します。

15:00 山の神神社鳥居をくぐりますが神社へは寄らずに下山します。


15:20 「泉の清水・延命地蔵尊」への狭く険しい階段を下ります。
15:35 出発です。

15:45 バスの待つ金ヶ崎宮駐車場到着です。
16:00 敦賀を出発します。
17:30 福井到着です。
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