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2017年山歩き日記

ブナの森を歩こう!山日記

2017.06.18   赤兎山(大野市)避難小屋清掃と赤池計測

  

毎年恒例の春と秋の赤兎避難小屋の清掃登山に会員14名、大野市役所職員1名の計15名で行ってきました。
小屋内とトイレの清掃のほかに赤池湿原の保全作業、赤池のモニタリング計測も行います。
先週6/10に小原からの林道が開通したのと日曜日と言う事で登山者は非常に多く登山道、休憩ポイント、山頂、避難小屋周辺は大混雑で手軽なこの山の人気ぶりが伺えました。


  

08:05 赤兎山登山口から登山開始です。

  
  

08:20 最後の沢渡りですが、少雨の為か沢の水は少なく靴を濡らすことなく渡渉できます。

  

08:50 小原峠に到着です。
白山への越前禅定道はこのまま三ツ谷へ下ります。左手の鞍部へ下りるルートは大長山おおちょうさんへ、右手のルートが赤兎山方面になります。

  
  
  
  

峠を少し石川県側へ下りると小さいながらも木造の立派な祠が在り、中に不動明王像や石仏が3体安置されています。

  

白山を遥拝する事が出来ます。
生憎の曇り空で神々しい山容はボンヤリ霞んでいますが、やはり感動します。

  

08:55 峠へ戻って赤兎山へ向けて出発します。

  

途中の沢もそうでしたが鞍部の池も水が少なくほぼ干上がってガマガエルの卵塊もピンチです。

  

途中、振り返って木々の間から大長山の雄大な山容に元気をもらいます。

  

谷筋の所々には残雪が有り、登山道がぬかるんで滑りやすくなっています。

  

09:21 大舟分岐を通過します。
大舟山を経て経ヶ岳への分岐です。

  
  
  

三等三角点(点名・赤鬼山、標高・1628.7m)

09:37 赤兎山山頂到着です。

  

09:38 大野市鳩ヶ湯への分岐でメンバーのうち6名がこのコースから登って来る予定になっていますが、待たずに通過します。

  
  

09:40 赤兎平と避難小屋が見えてきます。

  

灌木と笹藪の中、木道が現れてきます。

  

いつもの年は黒っぽくぬかるんでいる登山道ですが乾き切っています。

  

別山と三ノ峰の姿を背景に見る赤兎避難小屋の風景は心惹きつけるものが有ります。

  

10:03 避難小屋到着です。

  

休む間もなく先ずは室内の清掃です。
持参したペットボトルの水で床拭きです。

  

半年間の汚れを乏しい水で洗い、拭き上げて床のよごれも洗い流しました。

  

秋の清掃まで登山者一人一人の心遣いで美しく保たれて欲しいと思います。

  

屋外では湿原保全の為、木道脇のロープ張りや看板設置の作業です。

  

所々に湿地へ踏み込んだ形跡が見られますが、看板とロープの効果が有ります様に・・・。

  

赤池湿原最大の池塘の計測を行います。
雨が少なく地表は乾いていますが池の水位や表面積に大きな変化は見られませんでした。

  
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コバイケイソウやニッコウキスゲの花はいつもより少なく感じましたが遅くまでの雪の影響で遅れているのでしょうか。
ヤゴと羽化したてのトンボが見れました。名前は判りません。

  

もう一方の池塘は水は干上がっていて僅かに水苔が残っている状態です。

  

11:00 予定の作業をすべて終えました。
白山の眺望の良い避難小屋奥の展望所は大混雑ですが、昼食タイムを取ります。
会話と笑いの時間はアッと言う間に過ぎます。登山の最も大きい楽しみです。

  

12:20 下山開始です。

  

12:42 赤兎山通過します。

  

12:54 大舟分岐通過します。

  

13:20 小原峠到着です。5分間の休憩の後、出発します。

  

14:05 タニウツギやウワミズザクラの咲き誇る登山口林道に到着です。


今日出逢った「花の妖精」達

  
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(アカモノ)

  
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(ウワミズザクラ)

  
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(ナナカマド)

  
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(リュウキンカ)

  
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(エンレイソウ)

  
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(オオバミゾホオズキ)

  
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(サンカヨウ)

  
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(ミヤマカタバミ)

  
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(ツバメオモト)

  
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(ツクバネソウ)

  
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(イワナシ)

  
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(ゴゼンタチバナ)

  
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(オオバキスミレ)

  
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(ミツバオウレン)

  
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(マイズルソウ)

  
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(ツマトリソウ)

  
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(イワカガミ)

  
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(コバイケイソウ)

  
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(オオカメノキ)

  
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(ウラジロヨウラク)

  
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(イワイチョウ)

  
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(ニッコウキスゲ)

  
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(カタクリ)

  
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(ムラサキヤシオ)

  
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2017.06.15   銀杏峰(大野市)中島コース登山道整備

  
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銀杏峰中島コース地図

昨年、雨で中止に成った為、2年振りの銀杏峰中島コース登山道整備を実施しました。
「大野親岳会」10名と「銀杏峰を愛する会」1名の総勢11名での共同作業と成りました。
先週に会のOBのM氏と会のメンバー3名で頂上付近から整備を始めていましたが道程が長いので標高1200mの「正仏」迄一気に登り、そこをベースに作業の段取りです。


  

07:35 国道157号からトンネルの手前登山道への林道に入り登山口近くの空き地に到着です。

  

メンバーが揃う間に刈り払い機、チェンソーに給油等の準備をします。

  
  

07:55 草に覆われた細い登山道を登山開始です。

  

杉林の中は細いながらも踏み跡がしっかりと付いています。

  

所々杉の枝倒れなどが道を塞ぎますが、撤去は下山時の作業として登ります。

  

こんな大きな倒木も有りますが持参した小型のチェンソーでの切断は無理です。

  
  

08:36 穏野ヶ平おんのがたいらと呼ばれる田畑跡の広く平坦な地帯を過ぎれば、3の目印です。
この辺りから杉に代わって落葉広樹林に成ってきます。

  

楓やナラやブナの低木が道を塞いで来ます。

  
  

陽射しの良い明るい場所にアサギマダラが舞っています。
羽を広げた写真が撮れませんでした。

  
  

背丈ほどにまで伸びた笹や灌木それに倒木に登山道は塞がれてきます。
帰り道の作業もかなり多そうです。

  

ブナ林の中に入ると柔らかい日差しで踏み跡もしっかり確認出来、歩き安く成ります。

  

08:54 4の目印の有る大杉に到着です。登山開始から丁度、1時間です。
ここで5分間の休憩を取ります。

  

この辺りもちょっとした平坦地に成っていてオウレンが沢山あります。おそらくは一帯はオウレン畑だったのでは・・・と思われます。

  

ここから「正仏」迄は標高差300m以上の登りに成り急登が続きます。

  

枯れ沢を渡ってすぐに大きめの岩に当たりますが右に回り込んで谷伝いに登ります。大きい岩の上部を捲いて道に取り付きます。
岩の手前と谷向に古びた赤布を結び直しました。

  

急登を登り切るとやや緩やかな登りに変わります。

  
  

10:23 眼の前に奥行4〜5mの平坦な場所が左右に開けます。
「正仏」到着です。

  

ここには湧き水の水場が有り冷たく美味しい水で喉を潤します。

  
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水害で廃村に成った中島地区が眼下に見下ろせます。
日陰にザックを置いて山頂へと作業の開始です。

  

10:35 先行グループは既に草刈り作業を開始したようで綺麗に刈り払われています。

  

本日の主役はチェンソー1台と刈り払い機4台です。
非力な私もここまでチェンソーを提げて登って来たので肩が痛く疲れもいつも以上です。

  

刈り取った草木は足に刺さったり、滑ったりする危険な物だけを脇に除いて登山者の踏み跡や雨水などで登山道が荒れないように残します。

  

生木は出来るだけ切りたくは無いのですが危険な状態の物は仕方なく切ります。
ノコギリでの作業では今日の様な道程が長いと時間が掛かり過ぎるのでチェンソーは大助かりします。

  
  

男性の背丈以上に生え揃った灌木やささの藪を足元に注意しながらの伐採は重労働です。

  
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振り返って見る美しい白山の姿に疲れを忘れ、作業は続きます。

  

切り倒した木の幹で土砂止めを造ります。
先頭グループから上からの整備済みの登山道と繋がったとの連絡で午前の作業を終えます。

  

12:20 水場近くの小広場で昼食です。

  

12:56 下りの作業開始の為、下山します。

  

14:45 穏野ヶ平おんのがたいら通過です。

  

15:09 登山口到着です。
作業をしながらの下山なので2時間掛かりましたが順調に終える事が出来ました。
猛暑の中、重い機械を運び上げ草木の伐採に勤しんだ男性陣、後片付けに励んだ女性陣、参加者全員の苦労の賜物と自画自賛の一日でした。
キレイに整備された登山道を多くの登山愛好者の方々が利用して欲しいものです。


今日出逢った「花の妖精」達

  
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(フタリシズカ)

  
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(フタリシズカ)

  
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(オウレン)

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2017.06.03   飯降山(大野市)タイマツ登山

  
  
  

参加者数67名での記念写真

大野市体育協会主催の「飯降山たいまつ登山」に大野親岳会のメンバーとして参加しました。
大野市の西にそびえる標高884.3mの飯降山は、御嶽山(おたけさん)と呼ばれて昔から大野市民に親しまれています。
飯降山の民話の一つに、[飯降山の神様が東向かいにある荒島岳より低いのを残念がって一握りの土でも一個の石でも持って登る者には一つだけ願いを叶えてやろうと言った]との話が伝えられています。
そこで、今年もたいまつ登山の参加者に願い事を書いた石を持って登るように、受付場所に小石を準備しました。


  

飯降山を背景にショッピングセンターVIO駐車場で受付をします。

  

登山前の準備体操をしっかりとして・・・

  
  

16:20 登山開始です。

  

16:55 2合目の戌山城址、天空の城撮影スポットへの分岐を通過します。

  

17:30 5合目通過します。

  

18:05 タイマツ点火場所の林道出会いで10分の休憩を取ります。
小学1・2年生の男の子や女の子も混じっての登山に成りました。休憩もタップリと取って

  

雲に見え隠れしていますが遠くには雪を被った白山が見えます。

  

さぁ!! あと少しでとは言っても8合目あたりですが、気合を入れて出発します。

  

18:30 夕暮れの大野盆地を見下ろしながら

  

御嶽神社を過ぎます。

  

18:45 山頂到着です。
山頂の石製の祠に石仏が祀られています。

  

3等三角点(点名・御岳山、標高・884.3m)

  

18:48 最後尾で奥ノ院到着到着です。
先行者達は思い思いの場所で食事中。
石仏の前には今日の登山者達の願いが書かれた真新しい小石が積まれています。

  

19:15 ヘッデンの明かりを頼りにタイマツ点火場所へ下山開始です。

  

展望の開けた雪崩留の石積みスポットからは灯りの燈った街並みが見えます。

  

19:30 順次、点火されたタイマツを受け取ってアスファルト舗装された林道を下山します。

  
  

大野市街の夜景を観ながらワイワイとおしゃべりしながら下って行きます。

  

天空の城大野城も照明に浮かび上がって綺麗ですが、感動をお伝えする事は残念ながら出来ません。
味わいたい方は来年のタイマツ登山・・・是非、御一緒しましょう。

20:55 麓近くタイマツの火は消えて・・・真っ暗闇の下山になりました。
その後、下山者確認、タイマツ後始末等々で会員解散は21:40に成りました。
本年の参加者は総勢67名でした。

  
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今日出逢った「花の妖精」達

  
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(ヤマボウシ)

  
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(ウリノキ)

  
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(コアジサイ)

  
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(タニウツギ)

  
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(シライトソウ)

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