ぶらっと街歩き

    
苔の平泉寺
   

2024年旅日記

小さな旅の日記帳

北前船主の館 右近家・中村家

  

敦賀市から敦賀湾を海岸沿いに北上して国道8号⇒潮風ラインを経て国道305号に入り、河野漁港を過ぎると役場先の駐車場に着きます。北前船のモニュメントが目を引きます。

  

国道を隔てて立派な石垣、石組みの門柱と二棟の黒板壁の蔵の横に屋敷と山の斜面に瀟洒な洋館が目につきます。

  
  

受付で観覧券を購入します。今日は時間の余裕があるので、もう一軒の北前船主の「中村家」との共通観覧券にします。

  

目の当たりにする北前船主屋敷の雰囲気に圧倒されます。

  

  

  

  

  

  

  

数々の展示品を鑑賞して江戸時代から明治時代、現在に至る「右近家」の繁栄と隆盛の変節を興味深く知ることができました。

  

  

屋外へ出て西洋館へ行きます。

  

昭和10年に建てられた西洋館は「国登録有形文化財」に指定されています。

  
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テラスから眺める現在の河野村今泉地区

  
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昭和10年頃の河野村今泉地区(右近家カタログより)

  

西洋館1階のホール

  

日本遺産認定証(平成21年認定)

  

西洋館2階の和室

  
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眼下の日本海に浮かぶ「坊主岩」・・・合掌している坊さんの左後ろ姿に似ていますね。

  

西洋館を出てさらに上の展望台と四阿(あずまや)に向かいます。

この辺りからの風景は「福井ふるさと百景」にも成っています。

  

あずまやからの帰りに山荘展示館にも寄っていきます。

  

展示館内部です。

  

戻ります。

  

次の目的地「中村家住宅(国重要文化財)」へ向かいます。

  
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中村家玄関に到着です。古めかしい雰囲気が旧家の佇まいを醸し出しています。

  

玄関を入ると「主屋のダイドコロ」と呼ばれる囲炉裏の有る広々とした板の間が有り、左手に「箱段」と言われる階段と収納庫(抽斗ひきだし)(厨子づし)の機能を併せ持つ移動式の生活用具が置かれています。

  

「次の間」から見る前庭にはモチノキの大木がうえられています。

  
  

「次の間」の鴨居の上に掲げられた額縁「冬青舎」の文字

  

本座敷の床の間

  

明かり取り用吹抜きの天窓

  
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本座敷の解説文(中村家カタログより)

  

主屋(ダイドコロ)奥に展示されている北前船安全丸の模型

中村家由緒

  

この後、セドクラと言われる建屋の部屋で中村家所蔵の美術工芸品(撮影禁止)の数々を見て中村家を後にします。日本海に面した小さな集落の歴史的に大きな文化遺産に触れて新たな感動と福井の誇りを感じました。


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